【レイプ疑惑】トランプ氏の裁判が間もなく開廷、弁護士は延期を要請
トランプ前大統領がレイプ疑惑で訴えられ、間もなく民事裁判が開かれる予定となっている。
1990年代半ばに女性をレイプか?
その裁判は、作家のE・ジーン・キャロルさんが起こしたもので、トランプ氏に対する「レイプと名誉毀損」の民事訴訟が、4月25日に開始される予定だという。
キャロルさんは、1990年代半ばにマンハッタンのデパートで、トランプ氏にレイプされたと主張。彼女は2019年に出版された本で、初めてその内容を明らかにした。
しかしトランプ氏は、「彼女は 私のタイプではないため、この事件は起こり得なかった」と述べたそうだ。
この発言により、キャロルさんは名誉を傷つけられたとして、レイプと同様に名誉棄損の民事訴訟も起こしたという。
弁護士は裁判の延期を要請
そして間もなくその裁判が始まろうとしているが、トランプ氏の弁護士、Joe Tacopina氏は4月11日、裁判の開始を5月末まで延期するよう、ルイス・カプラン連邦地裁判事に要請したそうだ。
その理由として、女優のストーミー・ダニエルズさんへの口止め料支払いで、トランプ氏が先日起訴され、メディアの注目を集めていることを挙げた。
つまりTacopina氏は、トランプ氏が起訴されてメディアで報じられている最中に、キャロルさんの裁判を始めることは、陪審員団の判断に影響を与える可能性があると指摘した。
一方、キャロルさんの弁護士は、カプラン連邦地裁判事に宛てた手紙の中で、4週間の延期を求める要求に反対し、次のように述べたという。
「さらに4週間待っても、この裁判に伴う不可避の報道と、セキュリティ上の懸念を “冷ます “ことはできない」
結局、トランプ氏の弁護士による裁判延期の要請は、却下されたという。(了)
出典元:NBC:Trump lawyer seeks delay in civil rape trial, citing media coverage of indictment(4/12)