フランス人の女性、小さな隕石が体を直撃したと主張、メディアが報道
ある女性が最近、隕石に直撃されたと主張しており、その内容をフランスのメディアが伝えている。
コーヒーを飲みながら談笑していた
フランスの新聞「Les Dernières Nouvelles d’Alsace(DNA)」が報じたところによると、その女性(名前は明らかにされていない)は7月6日、外のテラスで友人とコーヒーを飲みながら談笑していたという。
やがて隣の屋根から大きな 「プーン」という音が聞こえ、その直後、肋骨に衝撃が走ったそうだ。
当初は、動物、コウモリかと思ったが、ゴルフボール大(約50g)のセメントの破片のようなものが落ちており、今ではそれが隕石だと考えているという。
Vallée de la Bruche : une météorite percute une habitante de Schirmeck 🔽https://t.co/G1MBLAZU4P
— DNA (@dnatweets) July 13, 2023
地質学者も隕石の可能性を指摘
フランス北東部のシルメックというコミューンに住むその女性は、物体が衝突した後、屋根職人のところに持って行き、調べてもらったという。
屋根職人は彼女に、それはセメント製ではなく隕石のようだと告げたそうだ。このため彼女は、その不思議な物体をスイス・バーゼル大学の地質学者であるティエリー・レブマン博士に見せた。
レブマン博士は「DNA」に対し、その岩石が鉄とケイ素の混合物を含んでいるようで、隕石の可能性があると語っている。
回収された隕石の破片は全部で4オンス(約113g)近く。レブマン博士によれば、このような物体が人に衝突する現象は極めて稀だという。
毎日50トン近くの隕石が地球に落下
そもそもほとんどの流れ星は、時速数万マイルで地球の大気圏を通過する際に完全に崩壊する。
何らかの形で地上に到達した隕石のうち、元の物体のごく一部だけが残るのが普通で、その大きさは小石大から握りこぶし大になることが多い。
NASAによれば、毎日50トン近くの隕石が地球に落下していると推定されるという。
しかし、そのほとんどは極めて小さく、地球表面の約70%を占める海に落下するそうだ。
また見た目だけで、隕石と通常の地球の岩石を見分けるのは難しいとされている。(了)
出典元:MailOnline:Woman is struck in the ribs by a golf ball-sized ‘METEORITE’ while enjoying a coffee with a friend(7/17)
出典元:Newsweek:Woman Hit by a Meteorite While Having a Coffee With a Friend(7/14)