ウクライナ軍、クリミアにあるロシアの防空システムを破壊と主張
ウクライナ軍が、クリミア半島にあるロシア軍の防空システムを破壊したと主張し、何かが爆発する動画もSNSに投稿された。
クリミアにドローンとミサイル攻撃を行う
ウクライナ軍の情報筋は、9月14日の朝、ロシア軍が占領しているクリミア半島に対し、ドローンとミサイル攻撃を行ったと明らかにした。
そしてこの攻撃により、クリミア半島の町、Yevpatoriyaの近くにあるロシア軍の防空システムを破壊したと主張している。
ウクライナ軍の情報筋は、SNSにもこの町の付近で、何かが爆発する動画をシェアした。
Video of a powerful explosion near the Crimean town of Yevpatoria
Telegram channels publish video and photos of a large column of smoke from an explosion near Yevpatoria in Crimea, which has been occupied by Russia.
The column of smoke is illuminated with a glow, probably from… pic.twitter.com/24ieRZBqj6
— Iuliia Mendel (@IuliiaMendel) September 14, 2023
黒海でもウクライナが無人艇攻撃
これに先立ち、ロシア軍もこの日、ウクライナ軍の攻撃用ドローン11機を撃墜したと発表していた。
地元の複数のテレグラム・チャンネルも、現地時間の5時40分に住民が強力な爆発音を聞いたと伝えており、爆発が4回起きたとの情報も流れている。
またウクライナの放送局「Suspilne」も、テレグラム・チャンネルにおいて「Yevpatoriyaの住民は、何が起きたのか理解していない。占領当局は、説明もせず、救急車と警察の車両が街を走り回っている」と報じている。
一方、黒海ではウクライナ軍による攻撃が続いているらしく、ロシアのメディアは、ロシア軍が9月14日未明、巡視船を攻撃しようとしていたウクライナの無人艇5隻を破壊したと伝えた。
ロシアの国防省も、その日の午前5時に巡視船「Sergei Kotov」への攻撃を撃退している間、通常兵器の射撃により、ウクライナ軍の無人艇が破壊されたと報告している。
ルーマニアに再びロシアのドローン
ウクライナの隣国、ルーマニアでは9月13日、再びロシア軍のものと思われる、ドローンの破片が発見されたという。
それが発見されたのは、ルーマニア東部の都市、Tulceaとされ、そこではドローンの破片が「数十メートル」の範囲に広がっていたそうだ。
ルーマニアは当初、ロシア軍のドローンが自国内に墜落したことを認めていなかったが、現在はこの事実を認めている。
すでに2つのロシア軍のドローンが発見されており、今回の破片が確認されたことにより、ルーマニアの国防省は14日、ウクライナとの国境沿いの空域の一部に対して、追加の飛行制限を課したという。(了)
出典元:The Guardian:Ukraine ‘holds initiative’ in counteroffensive, UK’s most senior military officer says – as it happened(9/14)