W杯観戦予定だった120人のスウェーデン人、フライトキャンセルの悲劇に


ワールドカップのスウェーデン初戦を観戦するため、ロシアを訪れるはずだった120人のスウェーデン人らが、直前のフライトキャンセルにより初戦を見逃す憂き目に遭っていたことがわかった。

 

フライト予定時刻30分を切っての突然のキャンセル

 

事件が起こったのは今月18日。

 

120人のスウェーデン人は、その日開催されたワールドカップにおけるスウェーデン代表チームの初戦、韓国との試合を観戦するため、ロシアへ渡る予定だったという。

 

ツアーを企画したのはスウェーデンでスポーツ観戦のための旅行を企画する企業「Watch It Live」で、一人あたりの料金は1万5000クローナ、日本円にして約18万6100円ほどであったとのことだ。

 

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同企業はこのツアーを“夢の旅行”と銘打ち、スウェーデン対韓国戦の試合観戦に加え、シャンパン付きの朝食にコースディナーなど、豪華な内容を組み込んでいたという。

 

ところが現地時間の6時39分、フライト予定時刻から30分を切った直前になり、フライトが突然キャンセルに。

 

代替の輸送手段を確保するにしても、スウェーデンの現地時間で14時から開催の初戦に間に合わせるにはあまりにも遅く、結果120人のファンらは自宅からの観戦を余儀なくされたという。

 

またフライトキャンセルの理由としては、フライトを行うための所定の位置にスタッフがいなかったため、としているとのことだ。

 

補償金は支払われるが…

 

この“ドタキャン”の後、Watch It LiveのCEO、Elie Komo氏は声明を発表。

 

“非常に遺憾に思う”と共に、フライトをキャンセルした航空会社に対し、このような事態となった理由の説明を要求しているとした。

 

またツアーに参加予定だった120人には補償金が支払われると共に、代替手段を用いて残されたワールドカップにおけるスウェーデン戦を観戦することが可能かなど、今後連絡を取ると説明している。

 

しかしいくら補償金が支払われたところで、120人のファンが初戦を見逃してしまったことに変わりはない。

 

その中の一人となってしまったあるファンは、テレビの取材に対し「(フライトキャンセルの知らせを聞き)多くの人が泣いていました」と話している。

 

大会初戦での勝利は60年ぶり

 

今回のワールドカップ初戦においては、1-0で韓国に勝利したスウェーデン。

 

 

しかし、スウェーデンは2010年、2014年と2大会連続で予選落ち。

 

大会初戦における勝利は、スウェーデン地元での開催となった1958年の大会以来、60年ぶりの勝利であった。

 

スウェーデンにとって歴史的な一勝となった今回の試合。フライトキャンセルにより見逃すこととなってしまったファンらの心境はいかなるものだったのだろうか。(了)

 

出典元:The Local Sweden:Sweden fans who paid $1,700 for World Cup package left heartbroken after cancelled flight(6/18)

出典元:日刊スポーツ:スウェーデンVAR弾韓国撃破 60年ぶり初戦白星(6/18)