心温まる瞬間、娘を亡くした女性活動家の前に、ウィリアム王子が現れてハグ
イギリス王室のウィリアム王子(皇太子)が、さりげなく女性の前に現れて、ハグするという心温まる瞬間が撮影された。
メンタルヘルスへの意識を高める活動
その女性とは、エマ・ウェッブさんだ。実は彼女は、2020年3月に将来有望な馬術選手だった娘のブロディさん(当時16歳)を、自殺で亡くしたという。
そのためウェッブさんは、若者のメンタルヘルスについての意識を高めたいと考え、ウェールズからロンドンまで等身大の馬の像を引いて、募金活動を続けていたそうだ。
そしてちょうど13日目、ロンドン中心部から西へ約30km離れた町、Sloughに差し掛かった時、後ろからさりげなくウィリアム王子が現れ、声を掛けてきたという。その様子がこちら。
So day 13…and this happened 🥰 How very, very kind and supportive ♥️ Keep watching for the biggest surprise ☺️ https://t.co/FQt6yLgl1z #legontolondon #suicideprevention pic.twitter.com/mBGlZXiPvL
— Emma webb (@ThewebstermWebb) December 7, 2023
「ただただ愕然としました」
当時、ウェッブさんは、自殺で家族を亡くした他の母親2人と一緒に歩いており、ウィリアム王子と出会った時のことを、次のように振り返っている。
「彼が、私のやっていることをニュースで見ていたことは知っていましたが、まさかSloughの通りに現れて、振り向くと、彼がそこに立っていることに、ただただ愕然としました。一緒に歩くとは思っていなかったので、本当に驚きました!(略)将来の国王にハグしてもらえるなんて、考えられないことです。まるで幽体離脱のような体験でした」
When Emma met William.
The Prince of Wales has shocked a mother pulling a life-sized model horse on a marathon walk after her teenage daughter took her life.
Watch our exclusive report on #BBCBreakfast at 8.10amhttps://t.co/nOf4VLfWZN pic.twitter.com/8F2PtD022b
— BBC Breakfast (@BBCBreakfast) December 8, 2023
ウィリアム王子は、キャサリン妃と共にチャリティ財団「ロイヤル・ファウンデーション」を運営しており、メンタルヘルスに関する活動も続けて来たという。
このためウェッブさんも「ウィリアム王子が出てきて、私たちがやろうとしていることを認めてくれたのは、本当に素晴らしいことです」と述べている。
彼女たちはウィリアム王子と、20分ほど会話を交わし、メンタルヘルスや自殺予防、愛する家族のことについて語り合ったという。(了)