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国際司法裁判所、来週にイスラエルの「大量虐殺」に関する公聴会を開催

国際司法裁判所、来週にイスラエルの「大量虐殺」に関する公聴会を開催

昨年、南アフリカが国際司法裁判所にイスラエルを提訴し、ガザ地区での「大量虐殺」を止めるよう要請した件で、来週公開ヒアリングが行われることになった。

 

オランダのハーグで開催

 

南アフリカ政府は、イスラエルがガザ地区において民間人の「大量虐殺」を行っているとして、国際司法裁判所に提訴し、直ちに攻撃をやめさせるよう訴えた。

 

1月3日、国際司法裁判所はプレスリリースを発表し、1月11日と12日にオランダのハーグにある平和宮で、公聴会を行うと明らかにした。

 

国際司法裁判所は「公聴会は、南アフリカの申請書に含まれる、暫定措置の指示要請に焦点を当てる」と述べている。

 

南アフリカは、ジェノサイド条約に基づき、パレスチナ人の権利に対するさらなる、深刻かつ取り返しのつかない損害から彼らを保護するために、または大量虐殺を防止し、処罰するための条約の基でのイスラエルの義務遵守を確保するために、暫定措置を示すよう、国際司法裁判所に求めている。

 

米「大量虐殺に該当する行為は見られない」

 

しかしイスラエルを支援しているアメリカは、南アフリカの提訴について、「ガザ地区では、大量虐殺に当たる行為は見られない」との見方を示した。

 

アメリカ国務省のマシュー・ミラー報道官は1月3日の記者会見で、「これらの主張は軽々しくなされるべきではない。大量虐殺に該当する行為は見られない。それが国務省の見解だ」と述べたという。

 

しかしガザ地区では、現在もイスラエル軍による攻撃が続けられており、多くの民間人の犠牲者が出ている。

 

1月4日にも、ガザ地区のアル・マワシ避難区域の住宅に対してイスラエル軍の攻撃が行われ、少なくとも12人のパレスチナ人が死亡。男性とその妻、子供7人、そして5歳から14歳までの子供3人が死亡したと伝えられている。

 

またガザ地区の保健当局は1月4日、過去24時間で125人が死亡し、紛争が始まってから、合計で2万2438人以上のパレスチナ人が殺害されたと明らかにした。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Gaza war live: International court to hold public hearings on South Africa’s genocide case against Israel next week(1/3)

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Islamic State claims responsibility for Iran attack; Palestinians to lead Gaza after war, says Israeli minister(1/4)

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