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KLM航空機のジェットエンジンに人が吸い込まれて死亡

KLM航空機のジェットエンジンに人が吸い込まれて死亡
flickr/Michael Leung

先月29日、オランダ最大の国際空港で、人がジェットエンジンに吸い込まれるという事故があった。その人の身元は今のところ確認できておらず、乗客か従業員かは不明。

 

「とても嫌な音」を聴いた目撃者

 

事故が起こったのは、アムステルダム·スキポール空港。駐機していたKLM航空機「シティホッパー エンブラエル E190」のジェットエンジンに、人が吸い込まれて死亡した。最大で104名の乗客を乗せるその機は、デンマークの町ビルンに向けて午後2時25分に離陸する予定だった。

 

目撃者がメディアに話したところによると、その人がエンジンタービンの中に消えた時に「とても嫌な音」がして、一筋の煙が上がったとのこと。多くの人がそれを見たそうだ。

 

また、1人の空港従業員が、人がジェットエンジンに「飛び込む」のを目撃している。それは、キャビンクルーが乗客に安全についての説明を終えた直後だったという。

 

死亡した人が乗客なのか、従業員なのか、あるいはそれ以外の誰かなのかは判明していないが、現地メディアは、機体の移動を手伝っていた空港従業員ではないかと推測している。なお、警察の報道官は、現時点では事故か自殺のどちらの可能性もあるとしている。

 

空港は声明を発表

 

スキポール空港はその日、次のような声明を発表した。

 

本日、1人の人が飛行機のエンジンの中で命を落とすという悲惨な出来事がありました。ご親類の方に同情を寄せると同時に、その場を見てしまった乗客の方々と従業員の(心の)ケアをしています。(空港警備を担当する)オランダ王立保安隊が、現在、調査を進めています。

 

人がジェットエンジンに吸い込まれるという事故は、今回が初めてではない。例えば2023年1月にはアメリカ·アラバマ州のモンゴメリー地域空港で、また同年7月には、テキサス州のサンアントニオ国際空港で、地上作業員がジェットエンジンに近づいて吸い込まれている。(了)

 

出典元:The Sun:AIRPORT TRAGEDY Witnesses describe ‘hellish noise’ after person sucked into jet engine at Amsterdam airport(5/29)
出典元:New York Post:Person sucked into plane’s engine, killed at Amsterdam airport(5/29)
出典元:Wikipedia/アムステルダム·スキポール空港

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