自治体初、渋谷区がAI小学生の男の子に住民票を交付、正式に区民となる
先日、渋谷区がAIキャラクターの男の子に、特別住民票を交付したのをご存知だろうか。
自治体で初めてAIに住民票を交付
そのAIキャラクターとは「渋谷みらい」君。彼は渋谷区と日本マイクロソフトが共同で開発した、AI会話アカウントとされている。
渋谷区は11月4日に、「みらい」君に特別住民票を交付。お披露目も兼ねた「登録記念セレモニー」を行ったという。
この結果、「みらい」君は正式に渋谷区民となったわけだが、このようなAIキャラクターに住民票を交付するのは、自治体としては日本初だとされている。
AIが学習し、「みらい」君も成長
「みらい」君は7歳の小学1年生という設定で、「「LINE」を通じて誰もがコミュニケーションをとれるという。
<プロフィール>
名前:渋谷みらい(Shibuya MirAI)※AIになっている点に注目
住所:東京都渋谷区
年齢:7歳(小学1年生)
趣味:写真撮影、人間観察など
ただまだ1年生ということもあり、時に大人ぶったり、へんてこだったりとユニークな会話を繰り広げてくれるそうだ。
また趣味が写真撮影や人間観察ということもあり、写真を送れば、イースター島のモアイ像風の絵を送り返してくれることも。
しかもさまざまな人と会話をすることで、AIが学習し、「みらい」君も少しずつ成長していくとか。
そんな「みらい」君の顔は、渋谷区のさまざまな人たちの顔写真を合成することで作られているという。
QRコードを読み取り、友達登録するだけ
会話をする方法は簡単。「LINE」の友達検索機能で「渋谷みらい」を検索するか、ホームページにあるQRコードを読み取り、友達登録するだけ。
渋谷区は「ちがいをちからに変える街。渋谷区」をスローガンにして、1人1人の個性に合った街づくりを目指しており、行政を身近にするため、また多くの人々の声を生かすために、「みらい」君を開発したという。
とてもユニークな発想だが、将来「みらい」君がどんな風に成長していくのか楽しみだ。(了)
出典元:You Make Shibuya:渋谷みらい