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米の複数の州で謎めいた物体を目撃、その正体とは?

米の複数の州で謎めいた物体を目撃、その正体とは?
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アメリカの複数の州で、謎めいた物体が砕けていくような姿が目撃された。

 

目撃者は「火球」や「流星群」と推測

 

その物体が目撃されたのは11月9日、コロラド州やテキサス州、オクラホマ州、カンザス州の上空に姿を現したそうだ。

 

物体は光りながら、砕けていくように流れ、目撃した人々は「火球」や「流星群」の一部ではないか、と推測したという。

 

やがて物体は分裂して明るく輝き、その後ゆっくりと暗くなり、夜空から消えたそうだ。

 

正体は「スターリンク」の衛星だった

 

目撃者の1人は、「私がこれまで目撃した中で、最も明るい流星現象」と表現したそうだ。

 

しかし天文学者で、宇宙デブリの専門家であるジョナサン・マクダウェル氏によれば、この光はスペースX社の「スターリンク」の衛星が、地球の大気圏に再突入する際に分裂したことによって引き起こされたものだという。

 

スペースX社は、世界各地でインターネットの接続を可能にするため、現時点で約6000個の「スターリンク」の衛星を運用していると言われている。

 

また「スターリンク」の衛星は、役割を終えた場合、宇宙ゴミになるのを防ぐために、大気圏に再突入するように設計されているそうだ。

 

しかもマクダウェル氏によれば、現在、スターリンクの大気圏再突入がほぼ毎日、時には複数回行われているという。

 

今回の衛星は、アメリカ北西部のワシントン州上空で大気圏に再突入し、南東へ進み、テキサス州上空で消滅したと考えられている。(了)

 

出典元:MailOnline:Mysterious object falls from skies over the Midwest leaving thousands baffled by the display(11/11)

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