中国の火鍋チェーン店で若者がスープに放尿、動画が拡散

中国最大の火鍋チェーン店「海底撈」で、若者がスープに放尿し、その動画が拡散された。
約4000人に補償を行う
その動画が撮影されたのは2月下旬で、場所は「海底撈」の上海支店とされている。
当時、酒に酔った17歳の少年たちが、火鍋のスープに放尿し、その動画がネットで拡散。
その後、17歳の少年たちはすぐに拘束され、会社側はこの店を訪れた4000人に補償を申し出たという。
また店側は、火鍋の器具と食器をすべて交換し、その他の食器や調理器具も消毒したと明らかにした。
Two boys have been detained by Shanghai police for allegedly urinating into a hotpot at an outlet of famous restaurant #Haidilao, police officers announced on Saturday.
In the video, the man also laughed and said that the restaurant, Haidilao, China’s hotpot chain, had launched a… pic.twitter.com/WeT0QSliDH— Shanghai Daily (@shanghaidaily) March 8, 2025
少年らの行為を止められなかった
同社の経営陣がこの出来事を知ったのは、数日後に動画が拡散されてから。しかし上海市内に数十の店舗があるため、どの店舗だったのかを突き止めるのに、さらに1週間かかったそうだ。
また「海底撈」側は、当時勤務していた店のスタッフが、少年たちの行為を止められなかったと明らかにした。
もっともこの店では、客が自分で器具を使って中国式のしゃぶしゃぶを味わい、スープは他の客に再利用されない。
しかし今回の場合、次の客が使う前に、問題の鍋が洗浄・消毒されていたかどうかは、不明なままだったという。
そのため店側は、2月24日から3月8日までにこの店舗で食事をした客には全額返金し、その後請求額の10倍の補償を現金で行うと明らかにした。
「海底撈」は1994年に四川省で最初の店舗をオープンして以来、急速に拡大しており、現在では世界中で1000店以上のレストランを運営している。(了)
出典元:BBC:Hotpot chain compensates diners after teenagers urinate in soup(3/13)