国際宇宙ステーションにエイリアン?宇宙飛行士がユニークな姿で出迎え

先日、国際宇宙ステーション(ISS)に新たな宇宙飛行士が到着したが、その際のユニークな様子が撮影された。
「クルードラゴン」がISSにドッキング
アメリカ・フロリダ州から打ち上げられた民間の宇宙船「クルードラゴン」は、打ち上げからおよそ29時間かけて、日本時間の16日午後1時すぎに国際宇宙ステーションへのドッキングに成功した。
この宇宙船にはJAXAの大西卓哉氏や、NASAのアン・マクレイン氏とニコール・エアーズ氏、ロスコスモスのキリル・ペスコフ氏が乗り込んでいた。
宇宙船のドッキング後、NASAの宇宙飛行士、ブッチ・ウィルモア氏(62)がハッチを開け、スニ・ウィリアムズ氏(59)がカメラを持ち、ニック・ヘイグ氏がエイリアンのマスクをかぶり、4人を出迎えたという。下の動画は、迎え入れる前の様子と思われる。(NASAが公開した動画では、ヘイグ氏はエイリアンのマスクをかぶっていない)
NASA astronaut Nick Hague dresses as a space alien to welcome the incoming International Space Station crew.👽 pic.twitter.com/3PUxrLuZBN
— Mike Sington (@MikeSington) March 16, 2025
地球へ帰還できずにいた2人
NASAの宇宙飛行士、ウィリアムズ氏とウィルモア氏は、昨年6月にISSに到着し、8日間そこで過ごす予定だったという。
しかし、彼らを乗せた宇宙船「ボーイング・スターライナー」に安全上の懸念が見つかり、同船は2人を乗せずに地球へ帰還したそうだ。
以来、2人は9カ月間もISSに取り残されていたが、今回到着した「クルードラゴン」で地球へ戻る予定となっている。
ただ2人は、足が柔らかくなる「ベビーフィート」と呼ばれる皮膚疾患を発症している可能性があり、地球帰還後に歩く際、痛みを感じる場合があるという。(了)
出典元:METRO:Moment ‘alien’ enters the International Space Station after SpaceX crew docks(3/16)