結婚式で“命の恩人”を紹介──血液型まで変わった花嫁の感動サプライズ

米国で行われた結婚式で、花嫁のケイディ・セセラさんが“ある人物”をゲストに紹介した。その人物とは、かつて自分の命を救ってくれた見知らぬ誰か──異国に住む幹細胞ドナーだ。この出来事とドナーのスピーチは大手メディアに報じられ、大きな感動を呼んでいる。
33歳で希少な血液がんに
ヘアスタイリストとして活躍していたケイディさんが、骨髄異形成症候群(MDS)という希少な血液がんと診断されたのは2020年。当時33歳だった。
この病気は急性骨髄性白血病に進行する可能性があり、命に関わる状態だ。治療を受ける中、免疫をゼロにする強力な化学療法を続けながら、世界中のドナー登録から「完全一致のドナー」を探すことになった。
治療の過程で髪を失っていくことは、ヘアスタイリストとして辛い経験だったとケイディさんは振り返っている。
ポーランド在住の男性がドナーに
彼女の命を救ったのは、ポーランドに住むカロル・ズヴィエジンスキさん(当時26歳)。連絡を受けると、彼は迷わず提供を決意したという。
移植は成功し、大きな合併症もなく回復。現在はがんを克服している。
A−だったケイディさんの血液型は、ドナーと同じA+に変わったそうだ。骨髄移植では、ドナー由来の造血細胞が定着すると、血液型が変わることがある。
結婚式でのサプライズ
結婚式当日、誓いの言葉を交わした直後、夫のマイキーさんがマイクを取り、涙ながらに“守護天使”として紹介したのは、ポーランドから招待されたカロルさんとその妻だ。
「彼こそが、天使がいることの証明」と語るマイキーさんからマイクを受け取ったカロルさんは、「私はヒーローではありません。どうかケイディに乾杯を」と述べ、さらに「このハッピーエンドの一部になれたことをうれしく思います」と語った。
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ドナー登録を呼びかけるメッセージ
カロルさんは最後に、「どこかに、あなたを必要としている“ケイディ”がいるかもしれない」と語り、幹細胞ドナー登録の重要性を訴えた。
日本では、日本骨髄バンクがドナー登録を管理している。登録は、献血ルームなどの登録窓口で2mLの採血をするだけで完了する、とてもシンプルなものだ。また、自宅などで口腔粘膜をぬぐうスワブキットを受け取り、提出する方法もある。登録前には、登録のしおり「チャンス」を読み、提供リスクなどを理解しておこう。
ケイディさんと共に人生を歩むマイキーさんは、彼女の闘病中もそばにいた人物だ。あなたのちょっとした決断が、誰かのハッピーエンドにつながるかもしれない。(了)
出典元:GoodMorningAmerica「Bride surprises wedding guests with stem cell donor who saved her life」(2/16)
出典元:日本骨髄バンク「ドナー登録の方法」


























