イギリスで髄膜炎の流行が拡大、国家的な緊急事態を宣言

イギリスで致死性の髄膜炎の感染が広がっており、警戒が呼びかけられている。
15人が感染、そのうち2人が死亡
イギリスの保健安全庁(UKHSA)によれば、この致死性の感染症、髄膜炎の症例が合計15件報告されており、そのうち2人が死亡、2人は大学生と高校生になるという。(すでに6人が死亡しているとの情報もある)
特にイングランドのケントでは、ケント大学の学生が3月13日に髄膜炎に感染したことが明らかになり、大学寮に住む約5000人の学生に対し、今後数日中に髄膜炎ワクチンの接種が提供される予定となっている。
今回の集団感染の一部は、髄膜炎菌B型と呼ばれる稀な変異株によって引き起こされ、ケントでの集団感染は、3月5日、6日、7日にカンタベリーで開催されたクラブイベントに関連しているそうだ。
「短期間に拡大したのは前例がない」
髄膜炎菌感染症は、髄膜炎菌を病原体とし、主に飛沫から感染すると言われている。
主な感染初期の症状は頭痛、発熱、嘔気から重症肺炎、関節炎などだが、重症化すると多臓器不全やショックを起こし、死亡することがあるという。
イギリスでは生後9カ月の赤ちゃんへの感染も確認され、ケント全体では、合計4つの学校で感染が確認されており、数百人が緊急治療として抗生物質を投与されているそうだ。
しかも感染者はケントからロンドンにも拡大しており、ロンドン在住の女性は、大学とは関係がないにも関わらず、髄膜炎の疑いのある症状を発症したという。
保健安全保障庁長官のスーザン・ホプキンス博士は、「病院で35年間働いてきた中で、この種の感染症により、週末にこれほど多くの症例を見たのは初めてです。これほど短期間に、これほど多くの症例が発生したのは、前例のないことです」と語っている。
そのため今回の流行は、「前例のない」国家的な非常事態と宣言されており、潜伏期間が2日から14日であるため、感染者数は今後増加すると予想されているという。(了)
出典元:METRO:Meningitis outbreak declared ‘once in a generation’ with cases exploding across UK(3/17)


























