トランプ政権2期目になってから、収容施設で死亡する移民が急増

トランプ政権2期目では、移民取り締まりの強化に伴い、収容施設での移民の死亡が急増し、問題となっている。
14カ月間、過去最も多くの死亡者
移民税関執行局(ICE)のデータと、ICEが議会に提出した被拘禁者の死亡者数を分析したところ、トランプ政権2期目が始まって14カ月間、拘留施設において近年、最も多くの死者を出しているという。
連邦の議員が発表した数字では、3月29日現在、トランプ政権下において、拘留施設内で死亡した移民は45人に上るそうだ。
このうち2人は昨年9月、テキサス州のダラスにある拘留施設で発生した銃撃事件で亡くなった。
しかもトランプ政権は移民の取り締まりを強化しており、拘留者数は過去最高を記録。現在、連邦移民当局の拘留施設に収容されている移民は、7万人を超えているという。
死因を明らかにせず
3月30日にICE当局は、メキシコ国籍の男性が3月25日に、カリフォルニア州の町、AdelantoにあるICE拘留センターで死亡したと明らかにした。
亡くなったのはJose Guadalupe Ramos-Solano氏とされ、彼は規制薬物所持と窃盗の罪で有罪判決を受けていたが、25日にはベッドで意識不明の状態で発見されたという。
彼には糖尿病など複数の持病があったと言われているが、ICEは死因を明らかにしていない。
統計データでも増加を確認
データ分析によると、連邦施設における死亡率は急激に上昇しており、2022年には収容者10万人あたり1人という低い死亡率だったが、2025年には収容者10万人あたり約7人に急増。
そして、2026年の最初の10週間だけで、死亡率は収容者10万人あたり11人に達しているという。
独自のデータ分析を行ったアメリカ移民評議会の移民政策専門家、アーロン・ライヒリン=メルニック氏は、次のように語っている。
「議論の余地はない。2026会計年度は、ICE史上最悪の死亡者数を記録する年になるだろう。今年は状況が劇的に悪化している。これまで以上に多くの死亡者が出ている」
トランプ政権は、ICE(移民税関執行局)に対し逮捕件数の増加を迫り、倉庫などを拘留施設に転用することで、収容スペースを大幅に拡大してきたという。
以前、ICEの拘留施設に収容されていた女性は、劣悪な食事や睡眠不足、そして清潔な水へのアクセスが限られていたと説明しており、施設が「刑務所」や「地下牢」だったと証言している。(了)
出典元:ABC News:Deaths of detainees in ICE custody surge under 2nd Trump administration(3/31)

























