「ナイジェリア人を溶かして、道路の穴を埋めろ」英の市議が過去に差別発言

先日、イギリスでは地方選挙が行われ、極右政党「リフォームUK」が議席数を伸ばしたが、所属する市議会議員の過去の発言が問題になっている。
市議に当選したグレン・ギビンズ氏
その市議会議員とは、「リフォームUK」に所属し、イングランド北部の都市、サンダーランドのヒルトン・キャッスル選挙区で、新たに市議会議員に選ばれた、グレン・ギビンズ氏だ。
彼は2024年3月、SNS上で「町にいるナイジェリア人の多さが信じられない。全員溶かして、道路の穴を埋めるべきだ」と暴言を吐いていた。
またギビンズ氏は、テレビに出演する女性についても不満を述べており、イギリスのコメディコンビである「メル&スー」を「史上最も面白くない、太っていて不快なレズビアン司会者2人」と投稿していた。
さらに2021年のアイルランド対日本のラグビーの試合の時も、「また女性のコメンテーターだ。手に負えなくなってきている。もっと優れた男性解説者が100人はいるはずなのに、女性に任せるしかないのか。料理や裁縫、家事に専念してくれればいいのに」とSNSに書き込んでいたという。
「リフォームUK」が市議を調査
「リフォームUK」は、このような人種差別的、女性蔑視的な発言をしたことに関し、現在ギビンズ氏を調べていると明らかにした。
ただ「リフォームUK」の副党首であるリチャード・ティス氏は5月10日、番組に出演し、ギビンズ氏について質問を受け、次のように答えていた。
「どの政党にも言えることですが、党内には、党員が不適切な言動をしたかどうかを調査する手続きがあります。私はあらゆる不正行為や不適切な行為を非難しますが、重要なのは、有権者が私たち全員に対するこうした中傷や誹謗中傷を耳にしてきた上で、リフォームUKに投票したということです。彼らは行動を求め、成果を求め、保守党と労働党の失敗にうんざりしているのです」
一方、サンダーランド選出の国会議員であるブリジット・フィリップソン氏は、この件について、「リフォームUK」が政治にもたらした「人種差別と分断」の一例だと述べたという。
「リフォームUK」は2018年に「ブレグジット党」として、党首であるナイジェル・ファラージ氏によって結党され、EUからの離脱、移民規制の強化、反脱炭素政策を掲げてきた。
そして今回の地方選挙では、全国で1450以上の議席を獲得し、保守党や労働党が優勢だった地域でも議席を奪ったという。
今回の選挙の敗北を受け、労働党のスターマー首相に対して辞任への圧力が強まっている。(了)
出典元:BBC:Councillor under investigation over racism allegations(5/10)
出典元:METRO:Reform investigate councillor who said ‘Nigerians should be melted down to fill pot holes’(5/9)
























