テレビ司会者としても知られる有名人、麻薬製造・密売事件で死刑判決【エジプト】

エジプト・カイロ刑事裁判所は、麻薬製造および密売に関与した12人に対し死刑判決を言い渡した。その中の一人が、テレビ番組の司会者であり、Instagramで200万人を超えるフォロワーを抱えていたことが、注目を集めている。
裁かれたのは麻薬組織
裁判所は、被告らが合成麻薬の製造に使用される原料を海外から輸入し、住宅物件を拠点として製造・保管していたと認定した。つまり、被告らが製造から流通までを担う、組織的犯罪集団を形成していたと認定されたものだ。
捜査当局は、750キロを超える麻薬および製造原料、さらに無許可の銃器と弾薬を押収したとされる。これらの証拠は、メッセージや写真、動画などのデジタル資料とともに提出され、20人の証人による証言も裁判の基礎となった。
この事件では28人が起訴され、12人が死刑、9人が終身刑、7人が無罪という判決を受けている。
無罪を主張したTV司会者
そんな麻薬組織の一員として裁かれたのが、サラ・カリファ氏(39歳)だ。犯罪や治安問題を扱う番組「Mission Impossible」の司会者として知られ、美容整形クリニックやイベント会社を経営するなど幅広く活動していた。
▼Instagramのフォロワーは200万人超
この投稿をInstagramで見る
裁判では無罪を主張し、「生涯一度もタバコを吸ったことがない」と述べ、涙ながらに「どうか聞いてください」と訴える姿が報じられた。
控訴の可能性
エジプトでは死刑を言い渡す前に、裁判所が「大ムフティ(Grand Mufti)」に事件記録を送り、イスラム法の観点から死刑が妥当かどうかについて意見を求めることが法律で義務づけられている。今回の判決も同手続きを経て言い渡されたが、裁判所の判断が確定したわけではない。
被告には控訴する権利があり、カリファ氏の弁護側は、手続き上の問題があったとして控訴に自信を示している。
別件でも有罪に
同じ裁判所は、別件としてカリファ氏が自宅で若い男性を暴行したとして、3年の禁錮刑を言い渡した。この事件では他の被告にも懲役刑が科されている。(了)
出典元:Aljazeera:Egyptian TV presenter Sarah Khalifa sentenced to death in drugs case(9/6)
出典元:Ahram:Egypt sentences TV host Sarah Khalifa, 11 others to death in major drug case; seven defendants acquitted(9/6)
出典元:Euronews:Popular Egyptian TV presenter Sarah Khalifa faces appeal battle after death sentence(9/7)

























