エルサレムで約2500年前の宮殿の跡を発見、王家の建物か?
中東のエルサレムで、古代の宮殿跡が発掘され、ユダヤの王が所有していた可能性が指摘されている。
ソロモン神殿を見下ろせる位置に立つ
イスラエルの考古学者らは先日、エルサレムの壁の外側で、古代の宮殿の痕跡を発見したという。
遺跡から発見された物の中には、装飾用の石(柱頭)も含まれ、それが石柱などのトップに飾られていたもので、ユダ王国の時代のものと考えられている。
その宮殿はエルサレムの中心にあり、ソロモン神殿を見下ろせる位置にあったそうだ。
この宮殿は今から約2500年前(もしくは2700年前)のものとみられ、紀元前586年にバビロニア人の侵略によって破壊されたと考えられている。
האם התגלה ‘ארמון הנציב’ של תקופת בית ראשון?
היום, בפעם הראשונה, אנחנו חושפים תגלית ארכיאולוגית מרגשת במיוחד: אוסף מרהיב של פריטי אבן אדריכליים נדירים, שהתגלו בחפירות בטיילת ארמון הנציב בירושלים, והיו, כנראה, חלק מאחוזה מלכותית מפוארת המתוארכת לימי ממלכת יהודה
צילום: יולי שוורץ pic.twitter.com/a1k2IzJKpf— רשות העתיקות – Israel Antiquities Authority (@AntiquitiesIL) September 3, 2020
王が所有していた可能性
専門家によれば、装飾用の石にある「プロトエオリア」スタイルは、王家の建物に使われていた典型的なものであることから、この建物が当時の王が所有していた可能性があるという。
また今回発見された工芸品の技術もこれまでのものより最も高く、保存状態も稀なほど良好だとか。
この保存状態の良さは、それらが丁寧に埋められていたからだが、専門家はなぜそのような行為が行われたのか、その点が謎だと指摘している。
🚨The camera was rolling when they actually found the discovery from King David’s dynasty!🚨
Archaeologists have uncovered the magnificent and rare remains of a royal structure from the time of the Kings of Judah in #Jerusalem.
📹Yoli Shwartz, IAA pic.twitter.com/agSmVSzKoj
— City of David Ancient Jerusalem (@City_of_David) September 3, 2020
作られた時代には8人の王がいた
この建物は、アッシリアがエルサレムの包囲戦に失敗した紀元前701年から、ネブカドネザル2世が率いたバビロニア軍によって街が破壊された紀元前586年の間に建てられたと考えられるそうだ。
その間、エルサレムは8人の王によって統治されたが、そのうちの5人の名前はキリストの先祖として聖書にも記されているという。
これらの古代の王と、工芸品のスタイルの結びつきは非常に密接で、石細工の類似性は現代のイスラエルで使われている5シュケル硬貨にも見られるそうだ。(了)
Looks like 5 shekels!! pic.twitter.com/YrzM33JYbA
— Fadi Hanna فادي حنا (@Fadi_Hanna) September 4, 2020
出典元:MailOnline:Magnificent stone remains of a 2,500-year-old royal palace from the time of the Kings of Judah are found carefully buried outside the walls of Jerusalem(9/5)