水着姿に「醜い」とコメント!女性アスリートの反論が力強い
リンゼイ・ボンさんは、オリンピックでの金メダル獲得やワールドカップでの総合優勝経験がある、アルペンスキーの超一流選手だ。
そんな彼女のもとにも、SNS上で心無いコメントが寄せられた。そのコメントへの彼女の反論が、多くの共感を生んでいる。
超一流アスリートのボンさん
アメリカ合衆国出身のボンさんは、1984年生まれの36歳。2020年のバンクーバー・オリンピックで金メダルを獲得し、2018年の平昌オリンピックでも銅メダルを獲得。アルペンスキー・ワールドカップに至っては、2008年、2009年、2010年、2012年と4回も総合優勝経験がある、超一流のアルペンスキー選手だ。
The past two weeks have been some of the most emotionally challenging days of my life. After many sleepless nights, I have finally accepted that I cannot continue ski racing.
…https://t.co/V2DTRobDLD pic.twitter.com/d91Kiu2rwN— lindsey vonn (@lindseyvonn) February 1, 2019
彼女のInstagramには、トレーニング中の様子が数多く投稿されており、才能だけではなく努力で勝利をつかみ取っている女性アスリートだ。
そんな彼女が、10月24日に長文のメッセージを投稿した。
アスリートだって人間
10月18日の36歳の誕生日に、婚約者と一緒にバハマを訪れたボンさん。
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自然と水着の写真を投稿する機会が多くなったが、その姿に「醜い」「実際の自分よりも自分がイケてるって思っているのね」「私は60代で2人の子供を産んだけど、彼女よりいい身体をしている」などの心無いコメントが寄せられた。
そんなコメントに対する彼女の反論がこちらだ。
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たとえアスリートだとしても、冷酷なコメントやメディアには傷つけられます。私は普通の人間で、猫背にだってなるし、お腹に段だってできるし、セルライトがお尻にだって出るし、水着だってパツパツになるんです。
でも私は自分の身体が、素晴らしいことを成し遂げてきたことを知っているし、自分の強さを誇りに思っています。私はサイズ・ゼロ(アメリカの婦人服の最小サイズ)ではないし、だからと言って全く問題はありません。
ただひとつ、皆さんに約束できるのは、自分の写真を加工したこともなければ、いかなる美容整形を受けたことがないことに自信を持っています。
私は100%天然の100%リンジーです。もし、自意識過剰だと感じたり、見た目に自信が持てなかったりしたら、誰が何と言おうと強くなり、健康的になり、自分を愛しましょう。
とても前向きに支えてくださった皆さんに感謝します。ボディ・ポジティブの気持ちを持ち続けましょう!
ボディ・ポジティブとは、雑誌のモデルのような痩せた身体を唯一の「キレイ」だと考えるのではなく、さまざまな体型をありのままに愛そうという考え方のことだ。
約38万人が「いいね」
彼女のこの投稿は、5日間のうちにInstagramだけで約38万件の「いいね」を集めた。
コメントも2万件を超えており、「あなたを誇りに思う」「あなたはすばらしい」「あなたはレジェンドでチャンピオンよ!」「とっても大切なことですね」「その60代のお母さんを見てみたいんだけど」など、数々の共感の声が寄せられている。
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鍛え上げられたアスリートである彼女の身体は、誰が見ても美しいもの。彼女のように自分の身体を大切にして、現在の自分を愛せるようになりたいものだ。(了)