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アメリカで初めてイギリス型の変異種を確認、渡航歴のない男性が感染

アメリカで初めてイギリス型の変異種を確認、渡航歴のない男性が感染
CDC

イギリスで見つかったのと同じ変異種に感染した人間が、アメリカで初めて確認された。

 

渡航歴のない男性に変異種を確認

 

コロラド州のJared Polis知事は12月29日、ツイッターに次のような投稿をした。

 

「本日、新型コロナウイルスの変異種であるB.1.1.7に感染したケースが初めて発見された。イギリスで見つかったものと同じ変異種だ。コロラド州の住民の健康と安全が、私たちの最優先課題です。私たちは全てのCOVID-19の指標と同様、今回の感染例を非常に注意深くモニターしていきます」

 

この変異種に感染したのは、20代の男性で、現在Elbert郡において隔離されており、回復に向かいつつあるという。

 

しかしこの男性には渡航歴がなく、そのような人と濃厚接触した経験もないとされている。このため保健当局は、現在も調査をしているそうだ。

 

ロンドンでは感染者の6割が変異種

 

イギリスの研究者によれば、この変異種は以前のものと比べて感染力は強いが、必ずしも重症化するとは考えていないという。

 

またこの変異種は9月にイングランド南東部で初めて発見され、11月までにロンドンの感染者の4分の1にまで広がっていたそうだ。

 

さらに12月9日の週までに、ロンドンの感染者の60%がこの変異種に感染したため、現在ロンドンやイングランド南部の広い地域でロックダウンが行われている。

 

しかし12月29日も感染者が1日に5万3135人になるなど、最も多かった日よりも1万人以上も多い状況となった。

 

この変異種は、すでにフランスやイタリア、ドイツ、スペイン、スウェーデン、スイス、デンマーク、オランダ、カナダ、オーストラリア、日本、シンガポール、インド、レバノン、アラブ首長国連邦などでも確認されているという。(了)

 

 

出典元:USA TODAY:Colorado confirms first known US case of new COVID-19 strain believed to be more contagious(12/29)

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