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今度はスペイン!環境活動家がエジプトのミイラの展示に液体をかける

今度はスペイン!環境活動家がエジプトのミイラの展示に液体をかける
Twitter/FuturoVegetal

さまざまな場所で環境活動家らが抗議活動を行ってきたが、再びスペインで展示物に液体がかけられる出来事が起きた。

 

「ファラオのミイラ」をターゲット

 

この出来事が起きたのは11月13日、場所はスペインのバルセロナにある「エジプト博物館」だ。

 

環境活動団体「Extinction Rebellion(絶滅への反逆)」に所属する「Futuro Vegetal(野菜の未来)」の活動家の2人は、その日博物館に展示されていた「ファラオのミイラ」をターゲットにしたという。

 

彼らは「ミイラ」の入った透明な展示ケースや写真立てなどに、油と血を模したジュースのような液体をかけ、手を壁に接着。「私たちは気候の崩壊を経験している。政治家はこの気候の非常事態から、私たちを救ってはくれません。私たちは行動しなければならない」と呼び掛けた。

 

このミイラはレプリカで、液体もシロップとジュースを混ぜたものだったため、博物館側に大きな損害はなかったようだ。

 

コカ・コーラを批判

 

また2人の活動家は、現在エジプトで開かれている「Cop27」に、コカ・コーラがスポンサーになっていることを批判。地球の気温が2.5度上昇することを警告するバナーも掲げたという。

 

 

「Futuro Vegetal」もその後、ツイッターで声明を発表。次のように述べている。

 

「化石燃料に全面的に依存していることを考えると、プラスチック汚染で世界一の企業(コカ・コーラ)が、商業的利益を優先させるために、Cop27のスポンサーとして影響力を行使しないとは信じがたい」

 

「2030年までの気候変動に関する現在の政策は、2060年に+2.5℃に導きます。このことは、人間が消費するほとんどの作物の生命に適さない、極端な異常気象が増加することを意味しています。その結果、飢饉を引き起こします」

 

「私たちが生きている歴史的瞬間は、私たちを2つの立場に置いています。現在の生活様式を変革し、意思決定を民主化する革新的なシステムの変更に向かうのか・・・それとも絶滅の運命をたどるかのどちらかです。すべての人の未来のために戦い続けるため、私たちを助けてください」

 

実は11月12日にも、同じグループの2人の女性活動家が、マドリードのプラド美術館にあるスペインの画家、ゴヤの2枚の絵画の枠に、自らを接着剤で貼り付けたという。(了)

 

出典元:MailOnline:Eco-activists from XR-linked ‘Vegetable Future’ group pour syrup and beetroot juice – to represent petrol and blood – over displays at Egyptian museum in Barcelona(11/13)

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