ハワイで33人がイルカの群れに嫌がらせ、高額の罰金を科せられる可能性
アメリカのハワイ州で、男たちがイルカの群れに嫌がらせをしているのが見つかり、当局が現在調査を進めている。
積極的に追いかけ、追い詰めていた
その行動が目撃されたのは3月26日、場所はハワイ島のHōnaunau湾とされている。
その日の朝、ハワイ州土地天然資源局の自然保護・資源執行部門の職員は、サウスコナ地区で定期パトロールを行っていた際、33人のスイマーらがイルカの群れを追いかけているのを発見したという。
そのイルカの群れには子供も含まれており、スイマーらの行動はドローンで撮影されていたそうだ。
ハワイ州土地天然資源局は3月28日、スイマーらが「イルカを積極的に追いかけ、追い詰め、嫌がらせをしていた」と報告し、動画なども公開した。その様子がこちら。
Honaunau Bay Dolphin Case, March 26, 2023 from Hawaii DLNR on Vimeo.
海洋哺乳類法に違反する可能性
その後、事態を察知した警官が岸からスイマーらに連絡を取り、彼らの行為が違反であると警告。またスイマーらが陸に戻ると、国土天然資源局とアメリカ海洋大気庁(NOAA)の法執行部の職員らが、彼らの調査を開始したという。
嫌がらせに関与した人々のほとんどは若年層だとされるが、アメリカでは、野生の海洋哺乳類に餌を与えたり、嫌がらせをしたりすることは海洋哺乳類法に違反するそうだ。
NOAAによれば、この法律に違反した場合、民事罰として最大1万1000ドル(約150万円)の制裁金や、最高で1年の刑、または罰金を科される可能性があるという。
ハワイ州は、NOAAの法執行部がこの事件を調査し、スイマーらに最終的な処分を下すと述べている。
このような事件の前には、ある男がザトウクジラに嫌がらせをしており、その後この人物は逮捕されたそうだ。(了)
出典元:CBS:Group of 33 swimmers under investigation for “aggressively pursuing” and “harassing” dolphins in Hawaii(3/29)