最後のフライトを終えたパイロット、乗客からの「贈り物」に思わず涙する
最後のフライトを迎えた男性パイロットに対し、乗客などが感謝を込めて合唱するシーンが撮影された。
最後のフライトで乗客に囲まれる
その男性パイロットとは、アメリカ、ミネソタ州のChaska出身のBrian Lenzen機長だ。
彼はアメリカン航空に34年間もパイロットとして勤務し、65歳になり引退の日を迎えることになったという。
最後のフライトの目的地は、アイルランドの首都、ダブリン。6月24日に無事歩飛行を終えたLenzen機長は、やがて空港カウンターの前で多くの乗客らに囲まれたそうだ。
思わず涙ぐむ様子が撮影される
乗客の中には「St. Anthony on the Lake」と呼ばれるカトリック系団体の合唱隊がおり、彼らは飛行機から降りる際、キャビンアテンダントにLenzen機長のために歌を歌っていいかと尋ねたという。
そしてLenzen機長が飛行機から降りてカウンターにきた時、合唱隊がアイルランド風の歌を披露。機長の最後のフライトを祝した。そのシーンがこちら。
American Airlines pilot is serenaded on his retirement flight
Sound on 🔈, tissues out 🤧. Members of the St. Anthony on the Lake choir surprised #AATeam Capt. Brian Lenzen by singing an Irish blessing after his retirement flight from Dublin to Chicago.
American Airlinesさんの投稿 2019年7月18日木曜日
暖かい皆の気持ちが伝わったのか、動画にはLenzen機長の感極まる様子が映っている。
実際、Lenzen機長もKARE11の取材に対し、「それは本当に特別な瞬間でした。私は少し感傷的な男なんです。だからそれが私のために行われたと知り、少し涙ぐみました」と語っている。
この動画は7月18日にフェイスブックに投稿され、現在までの再生回数は約40万回。また動画を見た人からも「美しい歌ね」「これは本当に素晴らしい」「ありがとう機長。どうか引退後の生活を楽しめますように」といったコメントが寄せられた。
長い間、乗客の安全を守り続けてきたパイロット。これからは少し肩の荷を降ろし、ゆっくり過ごしてもらいたい。(了)
出典元:KARE11:Chaska pilot surprised by choir on final day with American Airlines(7/29)