サーカスで仲間に押されたゾウが観客席に倒れ込む、その動画が恐ろしい
サーカスのショーの最中に、突然ゾウが仲間を押す事故が起き、その様子をとらえた動画が公開されている。
ドイツで最も大きいサーカス団の公演中
その事故が起きたのは7月4日、ドイツの街、Osnabruckでサーカスの公演中のことだったという。
公演を行っていたのはドイツでも最も規模の大きいサーカス団「Circus Krone」で、主に動物を使ったパフォーマンスを呼び物にしていたそうだ。
しかし公演中に女性のパフォーマーが乗った1頭のゾウが突然、隣にいた仲間を押し始めた。そして押されたゾウは、観客席へ倒れてしまう。その時の様子が動画でも公開されている。
https://youtu.be/tHvLgvEXDv0
ケガ人はなし、ショーも通常通り再開
この事故によるケガ人は出ていない。ただし観客の1人はゾウが倒れてきた時に、皮膚を擦りむいたという。
倒されたゾウは足が腫れたとみられているが、この事故の後も、ショーは少し休憩を挟んで通常通り再開されたそうだ。
「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」などはパフォーマンスの状況からして、このような事故は避けられなかったという見方を示している。
1日に18時間も鎖に繋がれる
PRTAによれば、異なった地域や家族から連れてこられた動物たちは、互いに押し合うもので、さらに彼らは無理やりパフォーマンスをさせられていたという。
またサーカスの動物たちは1日18時間から20時間も鎖に繋がれ、ツアーが行われる際は、しばしば動物愛護規則に違反するような状況に置かれるそうだ。
そして多くのEUの国ではサーカスで動物を使用することを禁止しているが、ドイツやフランス、スペイン、スイスなどはいまだに動物のパフォーマンスを許しているとか。
そのため動物愛護団体などは、これらの国に対し、もはやサーカスでの動物の使用を禁止するよう求めているという。(了)
出典元:METRO:Terrified circus elephant almost crushes audience during performance(7/8)
出典元:MailOnline:Dumbo! Audience is crushed when elephant falls on top of them during circus performance in Germany – and miraculosly no-one was seriously hurt(7/5)