米の水族館でサメが盗まれる事件が発生、大胆すぎる犯行の様子が公開される
アメリカの水族館からサメが盗まれ、設置されていた防犯カメラが、犯行の一部始終を捉えていた。
水槽に手を入れ、尻尾をつかむ
その事件が起きたのはテキサス州にある、サン・アントニオ水族館。7月28日の2時15分頃、この水族館に2人の男と、1人の女が入り、小さなプールのような水槽に接近した。
やがて1人の男がその中を泳いでいた、全長45cmほどのグレー・ホーン・シャーク(カリフォルニア・ネコザメ)の尻尾を掴み、水槽の外へ。
さらに残りの男と女が濡れたタオルでサメを包むと、水族館の外へと運び出したという。
実はこの時の様子は、水族館に設置されていた防犯カメラがとらえており、その大胆すぎる犯行の手口が明らかにされた。(下の動画では画面、右上に注目いただきたい)
This is a video of the suspects. This is linking to the earlier post about the Horn Shark that was stolen from the San Antonio Aquarium.
San Antonio Aquariumさんの投稿 2018年7月30日月曜日
※動画が見えない場合は画面右下の「f」マークを押してみてください。
バケツに入れ、ベビーカーで運び出す
当時、犯人らは水族館の職員が背を向けたすきに、サメを盗み出したという。そして濡れたタオルで包み、やがてバケツに入れ、ベビーカーに乗せて運んだとみられている。
やがて水族館の職員が、ベビーカーから水が漏れているのに気づき、後を追いかけて行ったが、その後犯人らは車に乗り込み逃走。職員は車のナンバーを控え、その後警察に通報した。
もっとも通報を受けた警察は、当初はデマの一種かと思ったとか。
しかしその後、警察は犯人が乗っていた車を特定。2人の男と1人の女は、サン・アントニオ水族館でサメを盗んだことを告白したという。
その後の調べで、容疑者らはフェイスブックを通してサメを販売しようとしていたことが明らかとなった。
問題となっていたサメの生死についてだが、サメは7月30日に容疑者の自宅から生きたまま保護され、その後水族館に戻され、今では元気に泳いでいるとか。
子供たちも楽しむ水族館で、このような犯行に及ぶとは、許しがたい行為と言えるだろう。(了)
出典元:NYPost:Shark stolen from aquarium in stroller reportedly found alive(7/30)
出典元:USA TODAY:Shark from San Antonio Aquarium returned after thieves are caught on video using baby stroller to carry animal(7/31)