不発弾による爆発か?独の農場で夜中に爆発が起き、巨大クレーターが出現
ドイツで夜中に、突然不発弾とみられる爆発が起き、その後大きなクレーターが発見された。
農場で大きなクレーターが見つかる
この爆発が起きたのは、ドイツ中西部の街、Limburgにある農場とされている。
地元の住民によれば、6月23日午前3時52分頃(現地時間)、突然大きな爆発音を聞き、爆風を感じたという。
そして23日の午後には、警察が農場にクレーターがあるのを発見。この爆発が農業用機械やその他のツールによって引き起こされた痕跡がないと発表した。
この爆発によりケガ人は出ていない。その後、警察はこれが爆弾によって引き起こされたのかを確認するため、爆弾処理の専門家を派遣したそうだ。
After decades of lying in the ground, a World War II bomb explodes in a field in Germany, creating a 13-foot deep crater https://t.co/noi4qZgEdV
— AP Europe (@AP_Europe) June 24, 2019
爆発を遅延させるタイマーがついていた?
クレーターの大きさは直径10m、深さは4mほど。
警察のスポークスマンによれば、このエリアは第2次世界大戦中、標的を狙う演習で使われていたという。
また爆弾処理班のスポークスマンも、第2次世界大戦で使われた兵器によって、爆発が引き起こされた可能性が高いとしている。
さらに地元自治体も、この爆弾には化学物質を使った遅延タイマーがついており、最終的にそれが損なわれた可能性があると考えているそうだ。
ドイツには連合軍の落とした不発弾が現在も多く見つかっており、今月の初めにもショッピングセンター付近のビル建設現場で、アメリカ軍の100kg爆弾が発見されているという。
また専門家は連合軍が落とした数百万の爆弾のうち、10%がまだ爆発せずに残されていると考えているようだ。(了)
出典元:MailOnline:Ticking time bomb: Giant crater is left in a German field after a suspected WWII device exploded after a delayed timer finally eroded(6/24)
出典元:ABC News:Crater in German field apparently caused by WWII bomb(6/24)