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タイで起きた日本人女性殺害事件、最新のDNA解析で犯人が東アジアの男の可能性

タイで起きた日本人女性殺害事件、最新のDNA解析で犯人が東アジアの男の可能性
flickr_Mikel Lizarralde

13年前、タイで起きた日本人女性殺害事件。まだ解決されていないこの事件で、今回犯人の新たな見通しが立てられた。

 

DNA検査の結果、犯人は東アジアの男

 

この事件が起きたのは2007年5月25日。タイ北部のスコータイ県にある古代の寺院遺跡で、川下智子さん(当時25歳)の遺体が発見された。

 

川下さんは首などを刺されて失血死したとみられ、所持品なども奪われていたが、彼女の衣類からは犯人のものと思われる血痕のDNAが発見されたという。

 

そして今回、新たな解析技術が導入され、DNAから犯人が東アジアの男である可能性が浮上。タイのFBIと呼ばれている「特別捜査局」は、日本の関係者にこの情報を伝えたそうだ。

 

タイ人の容疑者とは一致しなかった

 

事件発覚後、タイ警察は現場に住むタイ人の男性らを尋問し、DNAを採取。川下さんの衣類で見つかったDNAと照合したが、どの人間とも一致しなかったという。

 

その後、捜査に進展はなく、2013年に指揮権が「特別捜査局」へ移り、さらに範囲を広げて調査が進められたそうだ。

 

その結果、タイ人の男性379人からDNAサンプルが採取されるも、全て一致しなかったとか。

 

しかし、DNA解析技術が向上し、再び衣類からのDNAを調査した結果、それらがタイ人のものではないと判明。世界的な遺伝子のデータベースにアクセスして調べたところ、そのDNAが東アジアの男性のものである可能性が明らかになった。

 

タイ入国時に一緒だった男がいた

 

実は、川下さんはタイに入国する際、日本人の男性と一緒だったという。

 

タイ警察は当初、その日本人男性に関心を示していたが、その男性は川下さんの遺体が発見された後、すぐにタイを離れたそうだ。

 

そのため現在まで、この日本人男性は容疑者として名前も明らかにされておらず、タイでの研究室での組織サンプルの検査にも協力していない。

 

タイの法務大臣であるSomsak Thepsuthin氏は、今後日本の当局者に対し、この男性のDNAを採取するよう求めたいと述べており、そうすることで2国間での協力によって捜査の次の段階へ進み、DNAのサンプルをチェックできると語っている。

 

ただ朝日新聞などは、タイ当局がまだ犯人がタイ人である可能性も排除しておらず、捜査が進展しているとは言い難い状況だと伝えている。(了)

 

 

出典元:ABC News:Thailand claims breakthrough in Japanese tourist murder case(7/23)

出典元:朝日新聞:タイの日本人女性殺害、捜査線上の男性は無関係と発表(7/23)

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