米でM4.2の地震が発生、わずかな揺れにもかかわらず山の斜面が崩壊
先々週、アメリカで小さな地震が起きたが、その後山の斜面が崩れ落ち、その映像が公開されている。
比較的穏やかな揺れだった
8月7日、アイダホ州のロッキー山脈にある山岳地帯「 Sawtooth Mountain Range」ではマグニチュード4.2の地震が起きたという。
この地震の揺れは比較的穏やかだったようだが、アイダホ州の街、Stanley近くにある山「Baron Spire」では、地震の後、突然斜面が崩壊し、土砂崩れが起きたそうだ。
この時の様子は、実際に現場にいた登山者のScott Forsythさんが撮影しており、その後ネット上に投稿された。
小さな揺れでも山登りは注意が必要
Forsythさんによれば、彼らのパーティーは地震と土砂崩れが起きる4時間前に、斜面が崩れたルートを通っていたという。
そのため「崩れた瞬間に自分たちがそこにいれば、死んでいたかもしれない。考えさせられる経験だ」と述べている。
またNYPostでは、地震が起きた際、特に山を登っている場合は非常に危険だと説明している。
穏やかな揺れでも、大きな岩がばらばら砕ける可能性があり、それが転がり、波及効果でさらに多くの岩などが砕けることもあるそうだ。
今回、土砂崩れが少し収まった後、Forsythさんらは湖の脇でキャンプをしていた人たちをチェックしに行ったが、彼らは元気だったという。また実際に被害も報告されていない。
日本では頻繁に大きな地震が起きているが、山登りをされる方は是非、注意していただきたい。(了)
出典元:NYPost:Climbers capture video of mountain collapsing after earthquake in Idaho(8/13)
出典元:Climbing:Smoothie is Gone: Earthquake Topples Baron Spire in Sawtooth Mountains, Idaho(8/10)