洪水のニュース放映中、レポーターの立つ橋が崩れた
アメリカ・ノースカロライナ州のニュースレポーターが、洪水現場からとんでもない場面を生中継した。危険な状態にある、と彼女が言うそばから、橋の一部が彼女の足元で崩れ去ったのだ。
橋の凹みを指さしていたら…
先週末、熱帯性低気圧「エタ」がアメリカ・ノースカロライナ州で猛威をふるった。ニュースレポーターのAmber Robertsさんは、11月13日、その様子を伝えるために、同州アレクサンダー郡にあるHiddenite橋の上に立っていた。
川は増水し、水面は橋桁のすぐ近くまで迫っている。「この橋の道路は、文字通り沈みつつあります」。そう言ったRobertsさんは足元を指さし、「地面を見てください、凹んでいるのが分かるでしょう」と続ける。
確かに、道路を横断するような凹みがアスファルトの上にできている。カメラはその後増水した川の風景を映し、再び橋に戻るのだが、次の瞬間……凹んだ部分が崩れ去り、何もなくなってしまうのだ。Robertsさんがその録画を、個人のツイッターアカウントに投稿している。
I am SO #thankful me and my @FOX46News #photojournalist, @JonMonteFOX46 are okay. I'm sending #prayers up to the people of #Alexander #County impacted by today's #flooding. pic.twitter.com/9KxABhpQyB
— Amber Roberts (@AmberFOX46) November 13, 2020
飛び退いた彼女は無事
Robertsさんは大声を上げ、カメラマンと共にその場から退がり、2人とも無事だった。しかも、さすがはプロのレポーターだ、こんなふうに中継を続けている。
オーケー、我々(Robertsさんとカメラマン)は後ろに退がっています。後退しています。ここまで退がってライブでお届けしています。道路が崩れました。我々が数秒前に立っていたその道路です。神に感謝します、後ろに退がれてよかった。
彼女はこのライブ放送から2時間後、同地区の洪水被害をレポートする中で、橋が崩れた時のことについてこう話している。
私にとっても、カメラマンにとっても、あの時の状況は間違いなく恐ろしいものでした。その瞬間はただ冷静さを保つしかありませんでした。後ろに退がって、あとはひたすら幸運を祈るだけです。ありがたいことに、私もカメラマンも大丈夫でした。大丈夫でない、それどころか大変なことになっているのは、あの橋の方でしょう。
(了)
出典元:yahoo! news:Bridge splits apart during live flood report in ‘heart stopping video’(11/14)
出典元:The Indian Express:Watch: Close shave for TV reporter as bridge collapses live on-air(11/15)