再びボーイング777がエンジントラブル、ロシアの空港に緊急着陸していた
先日、アメリカでエンジントラブルを起こしたものと同じ機種のボーイング777が、再びロシアで緊急着陸していることが明らかとなった。
香港からスペインへ向かう途中
その飛行機とは、ロシア航空(Rossiya Airlines )の貨物機であるボーイング777-300ERだ。
この貨物機は2月26日、香港からスペインのマドリードへ向かっていたのだが、途中エンジントラブルを起こし、ロシアのモスクワにある空港へ緊急着陸したという。
この時、エンジンのコントロールセンターのセンサーに異常が見られたため、乗組員らが航空会社の輸送基地のある空港へ向かい、着陸したと言われている。
型やエンジンも少し異なる
もっともこの貨物機は2月20日にアメリカのコロラド州で、エンジンの破損事故を起こした旅客機とは少し異なっている。
コロラド州で事故を起こした旅客機はボーイング777-200型で、エンジンはゼネラル・エレクトリック社製の「Pratt & Whitney PW4000」。
しかし今回、モスクワに緊急着陸した貨物機は300ER型で、エンジンも同じゼネラル・エレクトリック社製だが、「GE90-115B」となっている。
このため事故が起きる前の2月24日、ロシアの連邦航空局「Rosaviatsiya」は、この貨物機の運用中止を考えていないと述べていたという。
結局、この貨物機は緊急着陸してから約7時間後には再び離陸し、スペインへの飛行を続けたそうだ。(了)
出典元:CNBC:Boeing 777 makes an emergency landing in Moscow after engine sensor problem(2/26)