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ISISと繋がりのあるテロ組織が、エジプトでキリスト教徒の男性を処刑

ISISと繋がりのあるテロ組織が、エジプトでキリスト教徒の男性を処刑
Twitter/@MichaelMeunier

エジプトで、テロ組織によってキリスト教徒が殺害され、その動画が投稿された。(動画は過激なため、当サイトでは掲載しない。写真のみとなる)

 

軍と協力関係にあったと主張

 

そのテロ組織は、エジプト北東部、シナイ半島にある街、ビル・エル・アブドを拠点にしているグループと見られ、イスラム過激派組織「ISIS」とつながりがあると言われている。

 

テロリストたちは先日、エジプト人のコプト正教会(キリスト教徒)のメンバーであるNabil El-Habashyさん(62)を誘拐して殺害。その様子を撮影し、ネットに投稿した。

 

処刑を行ったメンバーの1人は、動画において、El-Habashyさんがエジプト国軍と協力関係にあったと主張。その後、El-Habashyさんにライフルを向け、後頭部を撃ち抜いた。

 

またメンバーはエジプトにいるキリスト教徒、特に軍と協力関係にある人間は、同じ運命をたどると警告した。

 

さらにEl-Habashyさん以外にも、テロリストらは地元部族の2人の殺害動画も公開している。

 

Twitter/@MichaelMeunier

誘拐され5カ月も拘束されてきた

 

El-Habashyさんが所属するコプト正教会によれば、彼は昨年の11月に通りを歩いている時に、テロリストらに誘拐され、すでに約5カ月間も拘束されてきたという。

 

また投稿された動画の始めに登場したEl-Habashyさん本人も、シナイ半島のテロ組織の拠点においてすでに3カ月と11日を過ごしてきたと述べている。

 

さらに自身が、以前イスラム過激派に破壊された教会の再建に貢献したと説明。しかしその教会が、エジプト軍や情報機関と協力関係にあったと説明した。

 

ビル・エル・アブドでは2017年、イスラム過激派のテロリストがモスクのイスラム教徒の礼拝者を襲撃し、子供を含む300人以上が死亡する事件が起きたという。

 

これはエジプトの現代史における最も悲惨なテロ事件とされている。

 

また2020年にはエジプト軍関係者10人がテロ組織に殺害される事件も起き、ISISが犯行声明を発表した後、警察が銃撃戦で18人のテロリストを殺害したそうだ。(了)

 

 

出典元:Ahram:Orthodox Church mourns death of Christian man killed by ISIS in Sinai’s Bir El-Abd(4/18)

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