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アメリカの沖合でクジラがジャンプして、船に衝突する事故が起きた。

数隻のうちの1隻に衝突

この事故が起きたのは7月24日、場所はマサチューセッツ州の町、プリマスの沖合とされている。

当時、その海域にはフィッシングボートが数隻いたが、突然クジラが海面から現れてジャンプし、1隻の前方にのしかかった。

この結果、船体は大きく前の方に傾き、乗っていた2人も体を支えざるを得なかったという。

CLOSE CALL: A whale struck a fishing boat off the coast of Plymouth, Massachusetts, with the whale breaching and then landing on the vessel. Fortunately, no one was hurt.

Whales have frequently been spotted in the area over the past week. https://t.co/Kb0EM7fMYZ pic.twitter.com/qDT8ic8Kiy

— ABC News (@ABC) July 25, 2022

乗組員にケガはなし

この海域ではクジラが餌を食べたり、ブリーチング（海面からジャンプ）をしたりするため、住民や観光客がこの海洋生物を一目見ようと集まってくるそうだ。

クジラの保護を目的とする非営利団体「Whale & Dolphin Conservation」によれば、目撃されたクジラのほとんどはザトウクジラで、大きさは最大で55フィート（約17m）、重さは40トンにもなるという。

撮影された写真からは、この時クジラがエサを食べるため円を描き、魚と水を口にいっぱいに飲む込むために突進していたと考えられるそうだ。

今回の事故では乗組員に怪我はなく、ボートの耐航性に影響するような大きな損傷もなかったという。

ただプリマス港湾局では、クジラとの接触を最小限に抑えるため、船に少なくとも100ヤード（約91m）の距離を置くことを推奨している。（了）

出典元：WCVB：Whale breaches, lands on fishing boat off Plymouth, Massachusetts(7/24)