ウクライナの内相が乗ったヘリが墜落、高官ら14人が死亡
1月18日、ウクライナの内務大臣が乗ったヘリコプターが、首都キーウ郊外の町に墜落し、多くの犠牲者が出た。
学校にいた児童1人も死亡
ヘリコプターは18日の午後(現地時間)、Brovaryの町にある学校(または保育園)の近くに墜落。
搭乗していたウクライナの内務大臣、デニス・モナスティルスキー氏や、彼の第一副官のイェフェン・イェニン氏、内務省のユーリ・ルブコビッチ長官など、14名が死亡したという。下の写真はモナスティルスキー内相。
またヘリが墜落した付近の学校でも、機体の破片が建物に衝突するなどして、子供1人が死亡した。
モナスティルスキー内相は、国内の治安と警察を担当しており、ウクライナ保安庁(SBU)は飛行規則違反、技術的な不具合、ヘリコプターの故意の破壊など、考えられる原因を調査していると述べている。
The names of 9 dead who were on board the crashed helicopter in #Kyiv are known:
🕯Minister of Internal Affairs Denys Monastyrskyi
🕯First Deputy Minister Yevhen Yenin
🕯Monastyrsky’s assistant Tatyana Shutyak
🕯Mykhailo Pavlushko, Head of the Minister’s Security
1/2 pic.twitter.com/wBssiA0yxR— NEXTA (@nexta_tv) January 18, 2023
カナダは装甲兵員輸送車を供与
カナダ政府は18日、ウクライナに装甲兵員輸送車(APC)200台を供与することを発表した。
発表は、カナダのアニタ・アナンド国防相がキーウを訪問した際に行われたもので、ウクライナのゼレンスキー大統領は、この困難な時期に支援してくれたカナダ国民とジャスティン・トルドー首相に対し、感謝の言葉を述べたという。
一方、ドイツのオラフ・ショルツ首相は、出席したダボス会議の場で、戦車「レオパルト2」の供与について約束することを避けた。
ショルツ首相は、ウクライナの代表から「レオパルト2」の再輸出の承認ついて「なぜ躊躇するのか」と尋ねられたが、そのことについては語らなかったという。
ただし20日に開催される西側諸国の国防相の特別会合で、前向きな決定をする可能性は残している。
ドニプロの犠牲者を悼んだ4人を拘束
1月14日、ウクライナ中部の都市、ドニプロにある集合住宅に対し、ロシア軍のミサイル攻撃が行われ、多くの人々が亡くなった。
この攻撃により犠牲となった人々を追悼するため、ロシア国内では人々がウクライナ人作家であるLesya Ukrainka氏の像の前に花束を置き始めたという。
Anti-war Muscovites laying flowers at Lesya Ukrainka Monument
📸Rtvi pic.twitter.com/LpdMqi0jPY
— The Insider (@InsiderEng) January 17, 2023
この追悼は自然発生的に行われたが、モスクワの警察はこの場所を訪れた4人を拘束したそうだ。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Polish president ‘afraid Moscow is preparing new offensive’ – as it happened(1/18)