米上空で中国のロケットの残骸が崩壊、地上に落下したか確認中
中国で昨年打ち上げられたロケットの残骸が、制御不能のまま地球に向かって落ちてきた。
テキサス州上空で残骸が崩壊
アメリカ軍の宇宙コマンドによれば、3月8日に中国のロケットの残骸が、テキサス州上空で崩壊したという。
このロケットは「長征2号」とみられ、昨年6月に西昌衛星発射センターから打ち上げられて、3機の軍事衛星を軌道に乗せることに成功したそうだ。
[🔴China’s 21st launch in 2022] At UTC 02:22 June 23, 3 Yaogan(遥感/RemoteSensing)-35-02 satellites were successfully launched by #CZ2D Y64 rocket in Xichang, Sichuan. This is the 424th launch of Long March rocket family. HD: https://t.co/018SGyq48M pic.twitter.com/0kDtkg7hua
— CNSA Watcher (@CNSAWatcher) June 23, 2022
しかしその後、ロケットの破片は地球の低軌道上で宇宙ゴミとなり、やはて制御不能となって地球に向かって落下を始めたという。
過去にも制御できずに落下
幸い、ロケットの破片は、テキサス州の人口の少ない郡の上空で崩壊したとされている。
また現在、アメリカ当局が、地上に破片が落下したのかを確認している最中だが、中国側はこの事実について認めていない。
実は昨年11月にも、21トンもある中国のロケットの一部が制御不能となり、地球に自由落下をしている。
その際、ロケットの一部はインド洋に落下したが、当時NASAは、中国当局に対し「宇宙ゴミに関する責任ある基準を満たせていない」と発言し、非難した。
また中国初の宇宙ステーション「天宮1号」は2016年、制御不能になったことが確認されたのち、太平洋に墜落。2020年5月にも、18トンのロケットが制御不能で落下したという。(了)
出典元:METRO:Stone fragments made by some monkeys found to resemble ancient human ancestor tools, study finds(3/13)