カナダで雁とハクトウワシが対決、珍しい瞬間の写真を撮影
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カナダのオンタリオ州で、雁とハクトウワシが戦う、珍しい様子が写真で撮影された。
両者が20分も戦い続ける
その写真を撮影したのは、元航空会社の機長で、インドのゴアからカナダへ移住した男性、マーヴィン・セケイラさん（74）だ。
カナダの野生動物を撮影しているセケイラさんは2月23日、家族と共に、オンタリオ州の町、バーリントンにある「ラサール・マリーナ」へハイキングに出かけた際、氷の上でハクトウワシと雁が戦っている場面に遭遇、カメラで撮影したという。
鳥たちは約20分間も戦い続け、ハクトウワシは何度も雁に攻撃を仕掛けてきたそうだ。そしてもはや雁がやられそうな瞬間、不思議なことにハクトウワシは諦めて去っていったという。
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カナダとアメリカの貿易戦争に重ねる人も
実は雁はカナダの国鳥で、ハクトウワシはアメリカの国鳥だ。このことからセケイラさんの投稿には、政治的な解釈をするコメントも寄せられたそうだ。
アメリカのトランプ大統領は3月4日、カナダ製品の大半に25％の関税をかけると発表し、以前からカナダ政府に対し、アメリカの51番目の州になるべきだと脅してきた。
カナダのトルドー首相も4日、300億ドル（約4兆5000億円）相当のアメリカ製品に対し、即時報復関税を課すと発表。記者会見でも次のように述べた。
「アメリカ国民の皆さん、私たちはこんなことは望んでいません。私たちは皆さんと友人、同盟国として協力したいし、皆さんが傷つくのも見たくありません。しかし皆さんの政府はこのようにすることを選んだのです。カナダ国民は今こそ強烈に反撃し、カナダとの戦いに勝者はいないことを示す時だと認識し、団結しています」
アメリカの著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏は、「関税は実際のところ、ある程度の戦争行為だ」と語っている。（了）
出典元：CBC：Fight between bald eagle and Canada goose in Burlington bay ‘very symbolic,’ says photographer(3/4)
