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食べ物と引き換えにカラスがゴミ収集!フランスのテーマパークの試みが面白い

食べ物と引き換えにカラスがゴミ収集!フランスのテーマパークの試みが面白い
Pixabay

ごみ収集をカラスに行わせるという、斬新な試みを始めたテーマパークが注目を集めている。

 

食べ物と引き換えにごみ収集

 

その試みで注目を集めるのは、フランス中西部ヴァンデ県に位置し、同国でディズニーランドに次いで多くの入場者数を誇る、歴史のテーマパーク『Puy du Fou』だ。

 

Puy du Fou

 

同パークでは6羽のカラスを調教。褒美として食べ物を与える代わりに、タバコの吸い殻やごみくずなどを集めさせているという。

 

仕組みはこうだ。

 

カラスがタバコの吸い殻などのゴミくずを収集し、専用の箱へと運ぶ。すると箱の中から餌が出てくる仕掛けになっているという。

 

パークでは数羽が他に先んじて働き始めており、残りの数羽も13日から勤務を開始させているという。

 

賢く人間と接するのを好むカラス

 

しかし今回“採用”されたのは、一体どんなカラスなのだろうか。

 

一般的にカラスは知能が高く社会生活を営む動物であるということは生物学者の中でも言われており、その賢さは人間の7歳児と同様の知能を持つともいわれるほどだ。

 

カラスは道具を操ることが可能で、比較的複雑なパズルを解くことが出来ることも実験によって示されている。

 

さらにパリの国立自然史博物館の鳥類学者Frédéric Jiguet氏は、カラスは人間の顔を識別することができる、としている。

 

これについて氏は「公園で何羽かのカラスを捕まえ、タグを取り付けた後に放したことがありますが、カラスは嫌がっていました。すると何週間か後に公園を同僚と共に訪れた際、タグを付けられたカラスが私だけを攻撃してきたのです」と自らの体験を語っている。

 

一方、Puy du FouのNicolas de Villiers氏は、今回採用されたのは、そんなカラスの中でも際立って賢いとされる種の、ミヤマガラスであると説明。

 

Wikipedia Common

 

またミヤマガラスの特徴についてVilliers氏は、「愛情がこもった支援的な雰囲気の中で、彼らは遊びを通して人間とコミュニケーションを取り、関係を築くことを好む」という。

 

ミヤマガラスの働きぶりは良好で、1つのバケツを45分以内にごみでいっぱいにさせることができる、とのことだ。

 

一方、カラスをごみ収集のために働かせるというアイデア自体は、パーク内で鳥の調教を務める鷹匠、Christophe Gaborit氏の発案であるという。

 

Puy du Fou

 

Gaborit氏はパーク内で働くカラス達について、「彼らはご褒美をもらえるためモチベーションが高く、またゲームがどのような仕組みかすぐに理解した」としている。

 

なぜカラスにごみ収集をさせるのか

 

他方でVilliers氏は今回カラスをごみ収集のために採用したのは、単にパーク内の清潔さを保つためだけではない、ともする。

 

「目標は掃除をさせるためだけではありません。なぜなら訪れる客は、通常清潔さを保つよう気を配っているからです」というVilliers氏。

 

「(目標は)自然そのものが環境保護のための方法を教えてくれる、ということを示すためです」

 

カラスといえば、どちらかというと悪いイメージが付きまといがちだ。そんなイメージを払しょくするためにも、パーク内のカラス達には頑張ってほしいものだ。(了)

 

出典:Telegraph.co.uk:French park trains clever crows to pick up litter (8/11)

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