スコットランドでクジラが大量死、55頭が海岸に漂着
イギリス・スコットランドにある島に、数多くのクジラが漂着し、死んでいるのが明らかになった。
55頭のゴンドウクジラが漂着
そのクジラが発見されたのは5月16日、場所はスコットランドのルイス島にあるTraigh Mhorビーチとされている。
その日の朝、55頭のゴンドウクジラの群れが海岸に漂着しているのが発見されたという。
Just arrived at Stornoway to investigate what seems to be the largest fatal mass #stranding event we’ve had in Scotland for decades. Over fifty #PilotWhales sadly confirmed dead. pic.twitter.com/bOKTnrqD8l
— SMASS (@strandings) July 16, 2023
しかしそのうち生きていたクジラはわずか15頭しかおらず、警察は救助活動によってクジラの生存率を最大限高めるために、市民に近づかないよう求めたそうだ。
だがイギリス・ダイバーズ・マリンライフ・レスキュー(BDMLR)からの最新情報によると、その後クジラはすべて死んだという。
社会的な結びつきが強い
ゴンドウクジラは、イルカ科の小型クジラで、社会的な結びつきが強いことで知られている。
このため1頭が困難に陥って座礁すると、他のクジラもそれに続くことがよくあるそうだ。
そしてBDMLRの最新情報によると、クジラの1頭が膣脱(vaginal prolapse:性器の病気)を起こしたようだという。
このことから、群れ全体が座礁したのではないかと推測されている。
救助活動では、地元の海洋哺乳類の獣医や、沿岸警備隊、消防救助隊、スコットランド海洋動物座礁スキーム(SMASS)も参加したそうだ。(了)
出典元:METRO:All 55 whales on Scottish beach die after ‘mass stranding’(7/16)