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「ガザ問題では、沈黙しない」米のハリス副大統領、ネタニヤフ首相との会談後に発言

「ガザ問題では、沈黙しない」米のハリス副大統領、ネタニヤフ首相との会談後に発言
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アメリカ民主党のカマラ・ハリス副大統領は25日、イスラエルのネタニヤフ首相とホワイトハウスで会談を行った。

 

イスラエルの首相に深刻な懸念を表明

 

会談後、ハリス副大統領は記者会見で、「イスラエルには自国を守る権利がある」としながらも。「どのように守るかが重要だ」と述べた。

 

また「ハマス」を「残忍なテロ組織」と非難し、ガザ地区で「ハマス」に拘束されているアメリカ人5人の名前と、遺体と思われる他の3人の名前を読み上げ、その家族とも何度も会っていると述べた。その上で、ハリス副大統領は次のように語った。

 

「私はまた、無実な市民の死を含めて、ガザ地区で苦しんでいる人々の規模の大きさについて、イスラエルの首相に深刻な懸念を表明しました。私はまた首相に、ガザ地区での悲惨な人道状況について深刻な懸念を抱いていることを表明しました。そこでは200万人の人々が、高いレベルの食料危機に陥っていると言われています。そして50万人の人々が、壊滅的で急激な食糧危機に陥っていると言われています。過去9カ月間、ガザで起こったことは壊滅的なものです。死んだ子供たちの映像、そして人々はお腹を空かせ、安全を求めて二度、三度、四度も逃げ、移動させられています。私たちはこれらの悲劇から目をそらすことはできません。私たちは苦しみに対して無感覚になることを許すことはできませんし、私は沈黙しません」

 

その後、ハリス副大統領は、現在進められているガザ地区の停戦協議の内容について説明。その上で彼女は、次のように述べた。

 

「この戦争が終わり、イスラエルが安全になり、人質全員が解放され、ガザのパレスチナ人の苦しみが終わり、パレスチナ人が自由、尊厳、自己決定の権利を行使できる形で終わる時が来た。私はネタニヤフ首相に、アメリカが提案している停戦案を成し遂げる時が来たと言いました。停戦を求める全ての人へ、そして平和を切望するすべての人へ、私はあなた方を見ていますし、あなた方の声を聞いています。交渉を合意させましょう。そうすれば私たちは、停戦を実現し。戦争を終わらせることができます。そして人質を家へ送り届けましょう。そしてパレスチナの人々に、必要としている安心を届けましょう」

 

その上でハリス副大統領は、二国家解決を推し進めることを主張し、同時にこの地域の複雑さやニュアンス、歴史を認識する取り組みを奨励した。

 

 

アルジャジーラ特派員、パティ・カルヘイン氏はこの記者会見について、ハリス副大統領は親イスラエル派としての信頼を強めようとしながらも、ガザ地区でのパレスチナ人の苦しみについて、バイデン大統領よりも多くの時間を費やして語っていたと述べている。

 

その上でカルヘイン氏は、バイデン大統領のイスラエル支持が、進歩派や若者、有色人種からの支持を得るために、どれほど障害になったのかを、ハリス氏は知っており、明らかにバランスを取ろうとしているとの見方を示した。

 

ネタニヤフ首相はマスク氏と会談

 

一方、イスラエルのネタニヤフ首相も議会での演説後、起業家であるイーロン・マスク氏と会談をし、その写真を投稿している。

 

 

極右のイーロン・マスク氏は、トランプ前大統領を支持しており、ネタニヤフ首相の議会での演説にも出席したという。

 

トランプ前大統領は任期中、エルサレムをイスラエルの首都と認め、アメリカ大使館を移転させるなど、イスラエル寄りの政策を打ち出していた。（了）

 

出典元：The Guardian：‘I will not be silent’ on Gaza, Kamala Harris says after meeting Netanyahu in Washington – live(7/25)

出典元：Al Jazeera：Israel war on Gaza live: ‘Snipers shooting anyone who moves’ in Khan Younis(7/25)

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