カナダに衝撃!J・トルドー首相の妻が、新型コロナの検査で陽性反応
カナダのジャスティン・トルドー首相の妻が、新型コロナウイルスの検査を受け、その後陽性だと判明した。
妻が感染したことを発表
トルドー首相の妻、Sophie Grégoire Trudeau さんは3月12日の夜に、声明を発表。イギリスから帰国した後に、新型コロナウイルスの検査を受け陽性になったと語った。
症状については軽症とのことだが、今後14日間隔離状態になる予定だという。
I have some additional news to share this evening. Unfortunately, the results of Sophie’s COVID-19 test are positive. Therefore, she will be in quarantine for the time being. Her symptoms remain mild and she is taking care of herself and following the advice of our doctor.
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) March 13, 2020
Sophie Grégoireさんは声明で次のように述べている。
「私には厄介なウイルスの症状が出ていますが、間もなく自らの足で戻ってくるでしょう。自宅で隔離されることは、この病気を経験しているかもしれないカナダ人の家族、または深刻な健康への懸念に直面している人々に比べれば、なんでもありません」
首相は2週間リモートワーク
トルドー首相には新型コロナウイルスの症状は現れておらず、健康面は良好だとされている。
しかし妻が感染したことで、今後2週間は自宅で待機し、リモートワークをする予定だという。また3月13日にカナダ国民に向けて演説を行った。
ただし新型コロナの影響による経済の落ち込みや、石油価格の下落を議論する会議への出席は変更されるようだ。
As COVID-19 continues to spread, we are taking every precaution to minimize the health, economic, and social impacts of the virus in Canada. And today, we announced a billion-dollar COVID-19 Response Fund to address the impacts of the virus on our country and to keep you safe. ⤵️ pic.twitter.com/1HWcDIDTra
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) March 11, 2020
他の政治家たちも自宅待機を選択
もっとも自ら自宅待機するのは、内閣でトルドー首相が初めてではない。
Mary Ng貿易大臣や、Seamus O’Regan天然資源大臣もすでに自ら自宅待機を行っているという。
O’Regan大臣とトルドー首相は、最近トロントで行われた鉱業に関する会議に出席しており、その後会議に参加していた1人が新型コロナウイルスに感染しているとの診断を受けた。
このためO’Regan大臣は自宅待機をしているのだが、保健当局は現在、会議に出席していた2万5000人に対しコロナウイルスの徴候がないかどうか、チェックするよう求めている。
またカナダの新民主党のJagmeet Singh党首も、新型コロナウイルスに感染してはいないが、具合が悪くなったために、医者からのアドバイスを聞き入れて自宅待機しているそうだ。
カナダでは現在(3月13日)、確認された新型コロナの感染者が140名おり、1名が死亡しているという。(了)
出典元:The Guardian:Justin Trudeau in self-isolation after wife Sophie tests positive for coronavirus(3/13)