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米民間企業が作った月着陸船、ファルコン9に搭載されリフト・オフ!

米民間企業が作った月着陸船、ファルコン9に搭載されリフト・オフ!
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アメリカの民間企業が作った月着陸船が先日、フロリダ州にある基地から打ち上げられた。

 

成功すれば民間企業で初

 

その月着陸船とは、航空宇宙会社「Intuitive Machines」が建造した「オデュッセウス(Nova-C)」だ。

 

この着陸船は2月15日午前1時すぎ(現地時間)、スペースX社の「ファルコン9」ロケットに搭載され、ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられたという。

 

「オデュッセウス」は無人で、太陽光発電により稼働し、2月22日には月の南極付近に着陸する予定となっている。

 

これが成功すれば、1972年12月の最後のアポロ計画以来、初めての月面着陸となり、民間企業としても初となるそうだ。

 

「アルテミス」計画の準備を支援

 

今回のミッションは、2026年に予定されている「アルテミスIII」計画の準備を支援するためのもの。

 

そのため、月の環境に関するデータを収集するNASAの研究機器を、月に運ぶことになるという。

 

「オデュッセウス」は6本の脚を備えた、高さ4.3mの六角形の船で、月の南極に近いクレーター「マラパートA」への着陸を目指している。

 

 

NASAは、「アルテミス」計画における着陸船の初着陸を、この岩だらけの地域に設定しているそうだ。

 

この地域には氷水が豊富に存在し、将来の火星探査に不可欠で、恒久的な月面基地の維持に役立つ可能性があると考えているそうだ。

 

ただアメリカでは1月、宇宙企業「アストロボティック」が月着陸船を打ち上げたが、推進システムの不具合で失敗に終わってしまった。(了)

 

出典元:The Guardian:Private moon lander lifts off aiming for first US lunar touchdown in 52 years(2/15)

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