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米フロリダ上空に現れた火の玉は、中国ロケットの胴体だった

米フロリダ上空に現れた火の玉は、中国ロケットの胴体だった

7月3日、現地時間の午前2時過ぎ、米国フロリダ州マイアミの上空に、長い尾を引いて落下する火の玉が出現し、住人たちを驚かせた。

 

UFOか? 巨大隕石か?

 

(おはよう! 今朝2時15分頃、これが空を走り抜けた…私はこの写真を撮り、見た人たちもビデオを送ってきている…みなさん、これは何なのでしょう?)

 

このことを報じた海外メディアによれば、フロリダ州パームビーチ郡保安官事務所に少なくとも2件の電話通報があったとのこと。通報者の一人は「UFOではないか」と言っていたそうだ。

 

また、この時間にマイアミ市内の道路を車で走っていたDavid Larenasさんは、こう話している。

 

自分が何を見ているのかよく分かりませんでした。雲のような長い尾を引く火の玉は、まるで映画のシーンを見ているようでした。

見ているうちに、映画の『ディープ・インパクト』を思い出して、この後、津波が起こるのではないかと思いました。

 

ロケット長征3号の胴体

 

火の玉の正体は、後に、中国のロケットの残骸であることが分かった。中国が過去に打ち上げた3段式ロケット「長征3号」の胴体の一部が大気圏に再突入し、空気との摩擦で燃え出し火の玉となった。

 

米国空軍は、こうしたロケットの残骸など、宇宙空間に漂う2万5000のスペースジャンクを追跡し、そのデータをサイト「SATVIEW」で公開している。長征3号の胴体については、同日午前2時16分に大気圏に再突入したことが記録されている。

 

米国流星学会(American Meteor Society)のMike Hanky氏によれば、スペースジャンクの火の玉は隕石と比べてスピードが明らかに遅いので、専門家が見ればすぐに区別がつくそうだ。

 

また、米国の軍事上の人工衛星管理を行う組織「宇宙統合機能構成部隊(Joint Force Space Component Commander)」からも、これが長征3号であることを確認したとの発表があった。(了)

 

 

出典元:The Palm Beach Post:Air Force explains what created the fireball that lit up South Florida predawn sky(7/3)

出典元:UPI:Fireball over Florida was debris from Chinese rocket(7/3)

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