【新型コロナ】軽症や中等症などの実態を示したイラストが、分かりやすいと話題に
新型コロナウイルスの重症や中等症、軽症の実態について、わかりやすく説明されたイラスト(スライド)がツイートされ、注目を集めている。
それぞれの症状の程度をわかりやすく提示
日本では高齢者にワクチン接種が進み、重症者が少なく、同時に中等症の患者さんが増えていると言われている。
しかし軽症や中等症、重症の病状について、一般の人々が抱くイメージと、医師たちが直面している実態について、開きがあるようだ。
そこでアメリカのワシントンD.C.の病院で内科専門医として勤務する安川康介医師が、それぞれの症状について、わかりやすい図解スライドをツイッターに投稿した。それがこちら。
「若者は重症化しないからワクチンは必要ない」と言う人がいます。日本の「重症」の定義は人工呼吸器や集中治療が必要な状態です。30代、40代でも中等症になる方はそれなりにいて、僕も多く診てきました。軽症や中等症といってもピンとこない方もいるので、スライドを作ってみました。 pic.twitter.com/ibTUPcpBXo
— 安川康介@米国内科専門医 (@kosuke_yasukawa) July 19, 2021
「分かりやすい」「認識改めた」の声が多数
また安川医師は、過去のツイートでも、日本とアメリカにおける重症の定義の違いなどについて、意義深い投稿を行っている。
ちなみに日本の「重症」は、アメリカの「重症」よりも重症です。詳細は以前のツイートを読んでみて下さい。 https://t.co/ojswgHUWF4
— 安川康介@米国内科専門医 (@kosuke_yasukawa) July 19, 2021
さらに安川医師のイラストを見た人々からも、さまざまな声が寄せられている。
●凄いわかり易い、ありがとうございます。私も認識違っていました。
●ぜんぜん思ってたのと違う…。
●わかりやすいスライドをありがうございました。夫や子ども、また周囲の人にも伝えます。
●わかりやすい解説ありがとうございます。重症化=死と捉えた方が危機感があり警戒心が強まるのかなと思いました。
●コロナは風邪と言ってる人のイメージは、家で寝るといっても「熱が上がる→上がりきる下がる→回復」あたりでしょうけど、実際にコロナになった人は、上がりきったのに下がらない、いつまで熱が続くんだ!という体験を語っていますよね。それでも軽症。
●私も先日コロナに罹り中等症までいきました。 「今までで1番きつい」の表現が最も当てはまりました。 その時私が感じたのは、これが中等なら重症は本人が「死ぬかも」ということすら考える余裕がないほどの状況だということでした。
●30代で中等症、肺炎になりました。中等症なので呼吸器はつけませんでしたがとても息苦しいですし喉や頭痛は爆発しそうなぐらい辛かったです。そして一年弱、後遺症と闘病してます。軽症でもコロナ後遺症になる人も居ます。 若くてもワクチンは必要です。
●遠くの滅多に会わない知人が感染して 肺炎なってイラストの中等症の入院してる 写真見せてくれましたが、 兵庫県の発表は、軽症扱いでした。 今は完治されてますが 軽症多いから〜ってのも 油断出来ないと思います。
安川医師のツイートは7月20日に投稿され、現在までリツイートは7.6万件、「いいね」も13.1万件に及んでいる。
安川医師はYouTubeチャンネルも開設しているので、そちらも是非、参考にしていただきたい。(了)