大量のプラスチック・ゴミで埋め尽くされた、美しいカリブ海の写真が衝撃的

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あまりにも多くのゴミが海に浮かんでいる様子が、ある写真家によって撮影され衝撃が広がっている。

 

海に出たゴミを取り除くのは難しい

 

その写真家とは水中撮影の専門家とされるCaroline Powerさん。彼女はプラスチック・ゴミが海に及ぼす影響を訴えることに、これまでのキャリアを捧げてきたという。

 

そんな彼女は中米のホンジュラスにあるRoatan島の沖合、約24km離れた地点からCayos Cochinos海洋保護区までの海の様子を撮影した。

しかしそこでは想像を絶するほどの大量のゴミが、海面を覆い尽くしていたそうだ。彼女は取材に対し、次のように語っている。

 

「人間のゴミによって、ゆっくりと窒息させられ殺されていく。私たちはこのことを深く心配していましたが、その場面を目撃し、心が打ちのめされました」

 

さらに「一度、ゴミが海へ出てしまったら、それらを取り除くのはコスト面でも、信じられないほど難しいのです。鍵となるのは、海へ出る前にゴミの流出を止めること。それをするためには、地球規模でゴミの管理方法やリサイクル施設、環境問題に対する教育のあり方を見直す必要があります」と述べている。

Facebook/Caroline Power

Facebook/Caroline Power

下の動画はBBCが公開したもの。

あらゆる種類のゴミが浮いていた

 

またPowerさんによれば、潜った地点はカリブ海でも最も自然が損なわれていないダイビング・スポットの1つだったが、約8kmもゴミの群れが続いていたという。

 

しかもそこにはプラスチックのフォークやスプーン、ドリンクボトル、皿、さらに壊れたサッカーボールや歯ブラシ、テレビ、さまざまな靴、ビーチサンダルなども浮いていたそうだ。Powerさんはその時の様子を次のように語っている。

 

「私たちが見た全ての場所にさまざまな形やサイズの、プラスチックの袋がありました。チップバッグやジップロック、スナックの袋、それらのほとんどはそのままの形で残っており、残りは断片化されていました。悲しいことに、多くのカメや魚、クジラや海鳥たちが、この小さなプラスチックをエサと間違えて食べてしまうのです」

 

さらにPowerさんらは、その後複数のゴミの列が水平線いっぱいに3kmほども広がった場所にもたどり着き、その様子も目の当たりにしたという。

Facebook/Caroline Power

Facebook/Caroline Power

豪雨の際に川から流れ出た可能性

 

環境保護団体の「Blue Planet Society」によれば、これらのゴミは隣国のグアテマラにあるMotagua川から、豪雨に見舞われた際に一気に海へ流されたものと考えられるという。

 

また自然保護活動家のOceana Europe氏は、取材に対し次のように語っている。

 

「この写真は私たちにショックを与え、悲しみと怒りをもたらしました。しかし驚くべきことではないのです。もし今、行動を変えなければ、私たちは海の中に魚よりも多くのゴミを持つことになるでしょう」

 

これらのゴミのほとんどは、元はといえば先進国で作られ、その後世界に広がったものと考えられる。とすればゴミ問題は地域だけでなく、世界全体で対処する必要があるのかもしれない。(了)

 

出典元:The Telegraph:Shocking photo shows Caribbean Sea being ‘choked to death by human waste’(10/26)

 

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