海抜4000メートル超え!世界で最も標高の高いプラネタリウムを中国が建設予定
中国が来年にもチベットの地に、世界で最も標高の高いプラネタリウムを建設する予定であることがわかった。
海抜4000メートル超えの地に建設されるプラネタリウム
「世界で最も標高の高い場所に位置するプラネタリウムは、星々と宇宙を知るのには完璧な窓としての役割を果たす。少ない空気と汚染にも感謝しなければいけない」とチベット科学技術局副局長Wang Junjieは話す。
海抜4000メートル以上に立地し“世界の屋根”ともいわれるチベットの空はその標高の高さから非常に澄んでおり、天体研究には理想的な環境だという。
直系1メートル超えのレンズを持つ本格的な装置
チベット科学技術局によると、プラネタリウムには直系1メートルにも及ぶレンズを持つ地域最大の光学天体望遠鏡が設置されるそうだ。
さらにプラネタリウムは地域における最大の天体研究所ならびに科学教育施設となる予定だという。
Wang Junjieは「この望遠鏡の設置により、プラネタリウムでは高度な天体研究が可能となる」という。
望遠鏡は変光星の観測のため、プラネタリウムと国立天文台と合同で開発されるそうだ。
プラネタリウムはチベットの州都ラサにあるチベット自然科学博物館内に建設され、2019年に開設予定となっている。(了)
出典元:NDTV:China To Build World’s Highest Planetarium In Tibet Next Year(11/5)