二重子宮を持つ女性が双子を出産、妊娠の確率は100万分の1
アメリカで、二重子宮を持つ女性が双子を無事出産し、注目を集めている。
2つの子宮で胎児を宿す
その女性とは、アラバマ州在住のシェリー・パスコーさん(29)だ。
パスコーさんはもともと二重子宮(uterine didelphys)を持っており、昨年妊娠し、2つの子宮にそれぞれ子供を宿したという。
そして今年の3月、彼女は健康な男の子と女の子の双子を出産したそうだ。
医師からも妊娠・出産は難しい
パスコーさんによれば、最初に二重子宮だと知ったのは、1年半前に最初の流産をした時だったという。
そして当時は、医師から妊娠することも、出産することも難しいかもしれない、と言われたそうだ。
やがて二度目の流産を経験した後、三度目の妊娠をし、妊娠中の最初の超音波検査で双子を妊娠していることが判明。その時、検査技師が、2つの子宮に子供が宿っていることを発見したという。
そして3月6日、パスコーさんはアラバマ大学バーミンガム女性・幼児センターで、健康な双子を出産した。
確率は約100万分の1
そもそも二重子宮を持って生まれる女性はわずか0.3%程度しかおらず、それぞれの子宮に胎児が宿る確率は約100万分の1だという。
「カムデン」と「ケイリー」と名付けられた双子は、帝王切開により2分違いで生まれ、出生時の体重はそれぞれ6ポンド(約2700g)を超えていたそうだ。
アラバマ大学バーミンガム女性・幼児センターでは昨年12月にも、同じく二重子宮で妊娠した女性の出産を手伝っている。(了)
出典元:ABC News:2 sets of twins born to moms with double uterus delivered at same hospital(4/27)