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イスラエル軍がシリアも空爆、女性や子供を含む民間人7人が死亡

イスラエル軍がシリアも空爆、女性や子供を含む民間人7人が死亡
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イスラエル軍は10月8日、シリアへも空爆を行い、多くの民間人が犠牲になった。

 

シリアのダマスカスで7人が死亡

 

イスラエル軍は8日、シリアの首都・ダマスカスを空爆し、住宅の建物を破壊した。

 

シリア国防省によれば、イスラエル軍による空爆で、女性や子供を含む7人が死亡、少なくとも11人が負傷したという。

 

しかもまだ救助隊が、瓦礫の下に取り残されている人々を捜索しているため、さらに犠牲者が増えることが懸念されている。

 

レバノンでは36人が殺害される

 

またイスラエル軍は8日、レバノンの首都・ベイルート南部郊外にある特定の建物の住民に対して、避難命令を発令。そして8日夜、再び南部郊外への空爆を開始した。

 

イスラエル軍はこれらの空爆で、シーア派組織「ヒズボラ」の兵站本部の司令官を殺害したと主張している。

 

レバノンの保健省によれば、8日には、イスラエル軍の空爆により過去24時間で、36人が殺害され、150人が負傷したという。

 

また3週間前にイスラエル軍の空爆が強化されて以来、民間人や医療従事者、「ヒズボラ」の戦闘員を含むレバノン人、少なくとも1400人が殺害され、人口の約4分の1に当たる120万人が家を追われているそうだ。

 

イスラエル軍が大規模な攻撃を準備

 

一方、「ヒズボラ」もイスラエル領内への攻撃を続けており、イスラエル軍によれば、レバノンから、ハイファを含むイスラエル北部に向けて、85発の飛翔体が発射されたという。

 

「ヒズボラ」は8日、イスラエルがレバノンへの攻撃を続ければ、北部の港湾都市、ハイファを含むイスラエル領内への攻撃を強化すると警告した。

 

一方、イスラエル軍も8日、レバノンとの国境付近に新たに1個師団を配備し、地上侵攻を拡大したと述べている。

 

現在、レバノン南部に展開しているイスラエル軍は4個師団で、兵士の数は1万5000人に上ると見られ、今後広範囲に及ぶ攻撃を準備していると考えられている。

 

ガザ地区でも多数の死者

 

イスラエル軍はガザ地区へも攻撃を続けており、8日には中部への空爆で、少なくとも17人のパレスチナ人が殺害された。

 

またガザ地区北部のジャバリア難民キャンプでも、地上戦が展開され、女性2人と子供4人を含む少なくとも15人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

 

ガザ地区の保健当局は8日、昨年の10月以来、イスラエル軍の空爆などにより、少なくとも4万1965人のパレスチナ人が殺害され、9万7590人が負傷したと明らかにした。(了)

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: more Israeli strikes reported in Beirut as Syria says seven people killed in Damascus air attack(10/8)

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