マカオGPで大クラッシュ、車体が飛ぶも女性ドライバーは命に別条なし【動画】
中国のマカオで開催された FIA F3ワールドカップの決勝レースで、激しいクラッシュが発生し、女性ドライバーの乗る車体が飛んでいく様子が撮影された。
17歳の女性ドライバー
このレースが行なわれたのは11月18日。マカオのレース会場には多くのファンが詰めかけ、F3のレースを観戦していたという。
しかし4週目のカーブ(リスボアベンド)に差し掛かったところで、17歳のドイツ人女性ドライバー、Sophia Floersch選手の運転する車が、Jehan Daruvala選手の車の後部に衝突。
さらに日本人ドライバーの坪井翔選手の車にも激突し、コントロールを失い、一時的に設けられていた撮影エリアのフェンスを突き破って飛んでいった。
※動画はショッキングなため、ご注意頂きたい。
ツイッターでファンに報告
この時、車は時速276kmほども出ていたとされるが、なんとFloerschさんは脊椎を骨折するも、奇跡的に一命をとりとめたという。
また日本人ドライバーの坪井選手も事故後、背中(腰という報道も)を痛めて病院へ搬送され、他にも2名のカメラマンやコース係員もケガを負ったが、命に別条はないそうだ。
Floerschさんも事故後に病院へ搬送され、脊椎の骨折と診断されるも、比較的軽傷で済んだと言われている。また事故の翌日にはファンなどに宛てて、ツイッターで現状を報告した。
そこには「ただ、私が元気だと皆に知らせたかったのです。明日の朝、手術を受けることになるでしょう。(略)応援のメッセージを寄せてくれて、皆さんありがとう。すぐにアップデートするね」と書かれている。
Just wanted to let everybody know that I am fine but will be going into Surgery tomorow morning. Thanks to the @fia and @hwaag_official @MercedesAMGF1 who are taking great care of me.
Thanks to everybody for the Supporting messages.
Update soon.— Sophia Floersch (@SophiaFloersch) November 18, 2018
また坪井選手もツイッターで無事を報告。精密検査を受けたことも伝えている。
皆さんにご心配おかけしましたが、病院へ行き、精密検査もしてもらい、体は大丈夫です。25号車の彼女も命に別状はないそうです。取り急ぎご連絡致します。ヘルメットにも傷がついていましたが、本当に運が良かったです。 pic.twitter.com/kfFbRfxFPu
— 坪井翔 (@RaceSho) November 18, 2018
こんな激しい事故で死者が出なかったとは、ある意味奇跡と言えるかもしれない。(了)
出典元:ABC News:Teenage driver survives spectacular crash at F3 Macau GP(11/18)
出典元:MailOnline:Teenage F3 driver and four others taken to hospital after her car flies through the air at 172mph and into media platform in horror crash at Macau GP(11/18)