身体改造(ボディモディフィケーション)の最先端「コンチ切除」とは
舌に切れ目を入れて蛇のようにしたり、皮膚に異物を埋め込んだりして、一種のファッションとして身体を改造するボディモディフィケーション。
その最先端がどんなものかご存知だろうか?
スウェーデンのボディモディフィケーション・アーティスト、Chai Maibertさんが最近ソーシャルメディアに公開した「コンチ切除(conch removal)」の写真を見ると、「ついにここまで来たか」と唸らされてしまう。
耳殻の中央部を切り取る
「コンチ切除(conch removal)」とは、耳殻(耳介)の貝殻のようになった部分を切り取ってしまうことだ。コンチ(コンクとも発音する)は英語で「巻貝」のこと。
Fresh #conchremoval on @charlesvbentley who traveled around the world from Australia to have this procedure performed by…
Chai At CALM – Body Modification Practitionerさんの投稿 2019年3月15日金曜日
写真を公開したMaibertさんはオーストラリア出身で、現在はスウェーデン・ストックホルムに住み、ボディモディフィケーションの施術を行うスタジオ「CALM Body Modification」を開いている。
写っている耳はスタジオで施術を受けた客のもの。Facebookにはこう書かれている。
これは@charlesvbentleyさんの(耳の)、真新しいコンチ切除。彼は私のスタジオで施術を受けるために、オーストラリアから世界を半周してやって来てくれた。何とありがたいこと!
耳は聴こえるのか?
写真を見ると、「耳が聴こえなくなるのでは」と心配になるが、Maibertさんはこう説明する。
誤解のないように言っておくが、これで耳が聴こえなくなることはない。
最初の1〜2週間は、音がする方向を捉えにくくなるが、慣れれば問題ない。後ろからの音は、かえってよく聴こえるようになる。
その昔、人間はもっと大きな耳を持っていたが、今の人間にその時のような聴力はない。だから何かをよく聴きたいときに、両手の平を耳に当てて大きな耳を作るのだ。
ただ、海外メディアによれば、聴力に関しては医療関係者から懐疑的な意見が出ているそうだ。集音の役割を持っている耳殻(耳介)の一部を切り取れば、やはり聴力への影響は免れないらしい。
Maibertさんのスタジオは以前からスウェーデン国内では有名で、最近は国外にも名が知れ渡っているという。
(了)
出典元:Mail Online:Man has the inside of his EARS removed as part of bizarre body modification trend(3/18)
出典元:Fox News:Body modification enthusiast has part of ear removed in controversial procedure(3/21)