米のミス・コンで異色のパフォーマンス、科学の実験を披露し栄冠に輝く
ミス・コンテストでは候補者が歌やダンス、美しいピアノの旋律を奏でるなどのパフォーマンスを行う。
しかしアメリカのバージニア州で開かれたコンテストでは、ある女性が珍しいパフォーマンスを行った。
ステージ上で化学の実験を披露
その女性とは、Camille Schrierさん(23)。(CNNでは24歳)
彼女は6月22日に開催されたコンテストで、白衣を着て、青い手袋をつけ、なんと「象の歯磨き粉」と呼ばれる化学の実験を披露したという。
これは過酸化水素とヨウ化カリウムが混ぜると、促進分解が起きることを証明したもので、ビーカーの中から突然カラフルな泡が一気に立ち昇り、観客や審査員も楽しませたそうだ。
そしてついに2019年のミス・バージニアに選ばれることに。実験のパフォーマンスの様子が下になる。
薬学の博士号取得を目指す学生
Schrierさんはバージニア工科大学を卒業し、現在はバージニア・コモンウェルス大学で薬学の博士号を取得するために、学生として研究を続けている。
そして今回、コンテストでは化学の実験を披露したのだが、彼女はビューティ・クイーンの役割(どんな意味を持つのか)や、才能というものの見方を変えることを願っていたという。
実際、コンテスト後のインタビューでもSchrierさん「私にとって才能とは、情熱だけでなく、数年かけて学んだことを完全なものにするスキルでもあるのです」と語っている。
また彼女は、オピノイドの乱用防止や薬物の安全性を啓発するためにも、コンテストに参加したそうだ。
Schrierさんはミス・バージニアとして、今年9月に行われる「ミス・アメリカ」のコンテストに駒を進めることになる。(了)
出典元:WJLA:Woman wins Miss Virginia after performing a science experiment onstage as her talent(7/4)
出典元:CNN:The newly crowned Miss Virginia did a science experiment for her talent performance(7/3)