世界で最も寒い地域も最高気温が32℃に到達、中東よりも暑かった
世界で最も寒い地域とされる、ロシア連邦西部にあるサハ共和国。ここでは先日、最高気温が32℃に達し、多くの人々が涼しげな氷河へ集まったという。
中東のイエメンよりも気温が高かった
サハ共和国の首都であるヤクーツクは、永久凍土の上に作られた世界で最も大きな都市とされている。
このためか冬になるとマイナス60℃にも低下し、世界で最も寒い地域と言われてきた。しかし7月14日は、最高気温が32℃に達し、中東のイエメンよりも暑くなったという。
そのため多くの人がBuluus氷河に集まり、薄着や水着姿で過ごし、涼んだという。
Buluus氷河はヤクーツクから100km離れた深い谷になっている場所にあり、氷河が1000ヘクタールの土地を覆い、夏の間もほとんど氷が溶けないそうだ。
市内の川辺にも多くの人々が集まる
実はこの地域は、夏の熱波に襲われ、気温が35℃に達することもあるという。
そして32℃を記録した14日には、ヤクーツク市内を流れるLena川の岸辺にも、多くの人々が涼むために集まったそうだ。
ただし川辺に集まった人も、暑さには耐えられない様子で、Buluus氷河に憧れる人も多かったと言われている。(了)
出典元:The Siberian Times:The world’s most unusual beach is a glacier in Russia’s Kingdom of Permafrost(7/14)