Switch news

キッチンに長年掛かっていた絵は推定4億円、ルネサンス初期の名作だった

キッチンに長年掛かっていた絵は推定4億円、ルネサンス初期の名作だった
Interencheres

ゴシック期からルネサンス初期にかけて活躍したフランスの画家、チマブーエの作品が、パリ郊外の住宅のキッチンから見つかった。

 

その家では、引越しのために家財を処分していたところで、買取のために呼ばれたオークション業者が絵を発見しなければ、ゴミとして捨てられていたところだった。

 

発見された絵はこれからオークションにかけられる予定だが、海外メディアによれば、400万〜500万ユーロ(約4億7000万〜約5億9000万円)の価格が予想されている。

 

キッチンのホットプレートの上に

 

絵が見つかったのはパリの郊外、フランス・オワーズ県のコンピエーニュ(Compiègne)という町にある家で、91才になる女性が住んでいた。

 

家のキッチンはリビングと一体化しており、2つのスペースの中間に置かれていたホットプレートのすぐ上の壁に、この絵が掛けられていた。熱を受ける場所にあったにもかかわらず、絵の保存状態は良好だとのこと。

 

絵は長年そこにあったが、家族はありふれたイコン(崇拝のための聖像)だと思い、気にもかけなかったらしい。

 

Interencheres

専門家はすぐにわかった

 

今年6月、1960年代に建てられた古い家を売って引っ越すことに決めた91才の女性は、家財道具の中に価値あるものがあれば買い取ってもらおうと、近くの町のオークションハウスから買取の専門家を呼んだ。

 

その時、家の中を見て回った専門家・Philomène Wolfさんは、海外メディアにこう話している。

 

1週間しか時間をもらえなかったので、スケジュール調整が大変でした。もし都合がつかなければ、家の中のものは全て廃棄される運命でした。

 

何とか時間を作った彼女は、部屋に入った瞬間にその絵が目に入ったという。

 

これだけクオリティの高い絵は、そうそうあるものではありません。私は直感的に、イタリア ・プリミティヴィズム(原始主義)の画家の作品だろうと思いました。しかし、チマブーエだとは考えませんでした。

 

20cm X 24cmのこの絵は、精密な鑑定の結果13世紀の画家チマブーエの作と認定され、近々オークションにかけられることになっている。(了)

 

出典元:The Guardian:Woman discovers Renaissance masterpiece in kitchen(9/24)

出典元:UPI:Long-lost 13th-century painting found hanging in woman’s kitchen(9/24)

Return Top